大和ミュージアム、広島県呉市に戦艦大和と呉の歴史

公開：2013/01/07 Mika Itoh │更新：2022/02/22

大和ミュージアムの愛称で知られる、呉市海事歴史科学館。「大和ミュージアム」には、映画「男達の大和」にも登場した戦艦大和の実物の10分の1サイズのものが、展示されています。

大和ミュージアムは、造船や軍港の町である呉の歴史と製鋼や造船などの科学技術を展示することを目的に作られたミュージアム。

アクセスも便利で、JR呉駅からならペデストリアンデッキ（大型の歩道橋）を5分歩いたら到着。隣には呉港もあり、海からのアクセスでも非常に便利な場所にあります。

大和ミュージアムの横にあるてつのくじら館

「これが大和ミュージアムかぁ！」と、この建物を見た時に大和ミュージアムと勘違いしましたが、この陸にある巨大な潜水艦はてつのくじら館。海上自衛隊の史料館で、かつて実際に使われていた潜水艦「あきしお」を資料館にしたもの。

なんと、実物の潜水艦内部を無料で見学することが出来るのです。こちらもオススメ。

大和ミュージアム

以下は、広島県呉市にある大和ミュージアムの入口。

大和ミュージアムの入り口付近には、大砲が飾られていたりして、間近で見ると恐怖感が迫ってきます。

中に入り、一番最初に迎えてくれるのが実物の10分の1サイズの戦艦大和！

10分の1サイズとはいえ、かなり巨大！本物はこれの10倍もあったのか…と考えてみると、海に浮んでたのが不思議なくらいです。

映画「男達の大和」のシーンが頭を駆け巡ります。

乗ったり戦艦の中を覗いたりすることは出来ませんが

それでも、海に浮かべたら今すぐ動き出しそうな程の大きなスクリューが付いています。

戦艦大和を離れ、奥に進むと映像や当時の資料や遺品などが置かれていました。ここからは、戦争の爪跡に直接、触れていく感じです。

爆弾や、それを上空から落とす時にどのようにしていたか、またその結果、どういう被害が起こるか。

自ら魚雷に乗り込み、お国のために敵に突っ込んで行き命を投げ出してきた兵士たち。そんな彼らが、家族に当てた手紙も残されていました。

使用されていた武器にも、生々しさが残っています。

修学旅行生の平和学習の場としても活用されている大和ミュージアムには、広島の平和公園や史料館ともまた少し違った「戦争の爪跡」を見ることが出来て、何ともいえない、胸にズシーンとくるものを残します。

広島にはこんな悲しい歴史があるけれど、2度と繰り返さないためにも、平和ボケしないためにも、昔の悲しい戦いと、その結果にもたらされたモノを見続け、未来に伝え続けなければいけないんだなと感じさせられました。

窓の外には、大きな船が浮んでます。昔とは違って、今は戦う為に作られたものではなく人々の生活を快適にするために働く船たち。やっぱり平和が一番。

この他にも大和ミュージアムには色んな歴史が詰まってます。是非、足を運んでみてください。

大和ミュージアム（呉市海事歴史科学館）
住所	広島県呉市宝町5-20 （地図）
休館日	火曜日
時間	9時～18時
駐車場	有り（1時間100円）
問合せ	0823-25-3017
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