祇園祭、福山で「けんかみこし」が激突！

大盛り上がり！広島弁全開のヤジも飛ぶ 福山けんかみこし

人ごみに飲まれて押し出されてしまったので再度 必死に人混みに入り込み、なんとか撮影できるポイントまで入ったものの・・・、おそるべしギュウギュウ具合。

ちょっと体が触れた、とかそんなレベルじゃなく、四方を汗だくの観客にギュウギュウに押されながら囲まれた・・・といった状況でまったく身動きがとれない。

足が踏まれたり、私の肩に誰かが頭を乗せて休憩したり(笑) まさに鮨詰め状態です。すると、後ろのほうから「どいてどいてーー！」と法被を着た集団がやってきました。

会場の中央に入り、スタンバイする法被軍団。

けんか神輿 が始まるのか？！と思いきや、前菜のような、サラリとした太鼓と踊りがスタートしました。

動画 は以下より。

この後いよいよ、けんか神輿 がスタートします！けんか神輿 は、福山市内の地域でエリア対抗で行うものらしく

新市町新市、／新市町戸手・相方／府中市中須町

この３地区の 神輿 が各地域を巡回し練り歩いたあと、境内に到着した 神輿（みこし）をぶつけ合って無病息災を願うんだそうです。

そのため、地域別で法被が違うようです。神輿 が入場してきました！動画 は以下より。

会場に、戦う神輿が入ると、一気に上がるボルテージ。会場のまわりを囲むようにして見ているギャラリーには地元の神輿を応援する人たちが、声を上げて応援しています。

こっちもかなり本気モード。あわや、こっち（観客同士）でケンカがスタートしそうなくらいの勢いです。

実際に戦っている けんかみこし （喧嘩神輿）の様子は、以下の 動画でどうぞ。

「いけーーー！やれやれーー！！」
「潰せーーー！！」

ぶつかりあう神輿は、相撲のようにジリジリと相手を押す。

けんか神輿 のルールは、基本的には相撲と同じだそうで 先に土が付いた方が負け、または 玉垣柱（土俵の外）に押しやられた方が負け、なんだそうです。

綺麗な金色の神輿どうしが、ガツーーン！という音と立てて、ぶつかり合います。毎年、ケガ人も出るというほど迫力があって、けんか神輿 は、会場が一気に盛り上がるメインイベントなんですね。

戦いが終わり、勝敗がつくとそれぞれの神輿のリーダーらしき人が、神輿の上に立ちお互いに握手をして、たたえ合います。

そして、勝ったほうは皆で万歳三唱！

ギャラリーからも大きな拍手が巻き起こります。会場の出口付近にいた筆者は、神輿が撤収していく際に波に飲まれてひかれましたが（笑）、会場の様子は以下の動画より。

近いから、通っただけでも迫力満点(笑)神輿が去った後、さっきの勝負の祝いの太鼓なのか？ギャラリーの背後で突然、太鼓隊が登場。

がしかし、福山新市 祇園祭では、本格的な太鼓と 踊りもちゃんと披露されます。こっちはとてもカッコイイですよ！

この 太鼓と踊り の模様も、以下の動画 でご覧下さい。

それにしても、凄い人。

広島のお祭りとしてはあまり知られていないみたいでネットで調べても、ほとんど情報がなかった、この福山の祇園祭。

もっとこじんまり やってるのかなぁと思っていたけど地元の人が積極的に参加して、若い人もベテランのオジサマ方も全力で祭りに参加しているって感じで、かなり素敵です。

祭りの迫力や盛り上がり方なんかは、正直、広島市内で開催される とうかさん や、胡子講よりも格段に上だと思います。

地元の人が若い人も大人やおじいちゃんまでもが全員参加していて雰囲気もいい。相当人がごった返していましたが、迫力のあるいいお祭りでした。

▼ 福山 祇園祭（例大祭）
場所： 素盞嗚神社（福山市新市町）
問合せ： 0847-52-4882