福山市に ホロコースト記念館、アンネの父・オットーとの出会いがキッカケ

広島県福山市にある資料館「ホロコースト記念館」は、アンネの日記を書いたアンネ・フランクの生涯を通してホロコーストについて学べます。モダンな建物は福山市出身の建築家・前田圭介氏のデザイン。

ホロコースト記念館が広島県福山市にあります。この記念館は、現在記念館の館長を務める大塚さんが1971年4月にオットー・フランクさん(アンネの日記のアンネフランクの父)と奇跡的に出会った事がキッカケとなって、誕生しました。

福山市に ホロコースト記念館、アンネの父・オットーとの出会いがキッカケ

ホロコースト記念館は、ナチスドイツによる大虐殺(ホロコースト)を知ってもらう為に作られた施設。1995年から展示を行っていましたが、より多くの情報を届けるために2007年10月に新ホロコースト記念館が開館し、現在の建物になりました。

建物は福山市出身の建築家・前田圭介氏がデザインしたもの。重いテーマを扱う資料館ですが、とてもモダンで光がたくさん差し込む清潔感のある明るい建物のため、入りやすい雰囲気があります。

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マンガも沢山、子供も吸収しやすく分かりやすい展示で学ぶホロコーストの歴史

この資料館の名前にもなっている「ホロコースト」とは、“全焼のいけにえ” を意味するギリシャ語を語源とする言葉。

時代と共に「ホロコースト」は大規模な破壊・殺人を表現する言葉として用いられ、現在では主にナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺を表す言葉として使われています。

ホロコースト記念館では、「アンネの日記」が世界的に知られているユダヤ系ドイツ人のアンネフランクさんが生まれてからわずか15歳で亡くなるまでの間に、

どんな事が起きたのか?彼女を取り巻く環境や世の中がどのように変化していったか?を、大きな写真や絵のパネルと共に学ぶ事ができます。

展示を見る前に、施設と概要を説明したビデオ上映に案内されます。

ホロコースト 館内の様子2

その後、展示のある2Fのフロアへ。

ホロコースト記念館 館内の様子

アンネが普通の女の子として過ごした幼少時代から、ナチスが政権を握ってからの亡命、2年間の隠れ家生活、そして強制収容所。これらが順を追って当時の遺品やパネル、模型などでとても分かりやすく解説されています。

ホロコースト記念館 館内の様子3

アウシュビッツ強制収容所の模型も展示されています。

ホロコースト記念館 館内の様子4

事前にビデオ上映を見ていたこともあり、展示パネルや解説、模型などもすんなりと頭に入ってきます。当時、アウシュビッツ強制収容所で着用されていた服など生々しい実物も展示されており見ることが出来ます。

ホロコースト記念館 館内の様子5
アンネの隠れ家を再現した部屋。日記はここで綴っていた。

どの説明も難しい言葉を使う事なく振り仮名が打たれ、子供も理解しやすい展示がされていました。

平和な時代に生まれ育った、戦争を知らない筆者にも、自分のこどもの頃に置き換えて考え・感じる事ができる資料館でした。

なぜ福山に「ホロコースト記念館」があるのか?と最初は疑問に思いましたが、この資料館の館長さんがイスラエルを訪れた時に、偶然出会ったアンネの父・オットーフランクとの出会いにありました。

親交を深めた大塚さんは、オットー氏から「平和をつくるために、何かをする人になって」と贈られた言葉がキッカケとなり、世界中の資料をあつめてホロコースト記念館を設立します。

ホロコースト記念館 図書室

1Fには、関連の絵本や漫画など、読みやすい書籍もたくさんあるため、その場で読むこともできます。

ホロコースト記念館 図書室2

ホロコースト記念館 関連図書

春と秋には施設の奥につくられた“アンネの形見のバラ”が植えられた小さなお庭に、きれいなバラが咲き誇るそう。ばらの町・福山とのつながりも感じる空間となっています。

ホロコースト記念館 アンネの形見のバラ園

ホロコースト記念館は入場無料。福山を訪れた際には是非、足を運んでみてください。

ホロコースト記念館
住所 広島県福山市御幸町中津原815
開館日 火曜日から土曜日(お盆・年末年始と日・月・祝日は休館)
時間 10時30分から16時30分
問合せ 084-955-8001
入館料 無料

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edit 『 福山市 スポット 観光 』の一覧

( 記事: 伊藤 みさ )

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