吉永小百合さん・山田洋次監督が『母と暮せば』 福山で舞台挨拶

長崎県を舞台に原爆によって命を奪われた息子(二宮和也)の亡霊が、母との時間を過ごす映画「母と暮らば」が、広島県福山市にて先行上映された。主演の吉永小百合などが舞台挨拶に登場。

2015年12月12日より全国公開となる映画『母と暮せば』の先行上映が、11月28日に広島県福山市のエーガル8シネマズにて行われました。

吉永小百合さん・山田洋次監督が『母と暮せば』 福山で舞台挨拶

先行上映の後には舞台あいさつが行われ、主演の吉永小百合さんと山田洋次監督が登場。作品への思いや撮影時の思い出などを語りました。

映画『母と暮せば』は、70年前の長崎へ投下された原爆によって人生を奪われた家族の物語。生き残った母親役に吉永小百合、原爆で命を奪われ亡霊となって母のもとに現れる息子役を、嵐の二宮和也が演じる。

また、映画を盛り上げる音楽は坂本龍一が担当した。

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母と暮せば、舞台挨拶コメント

ご挨拶

監督 日本で初めての上映会に、こんなに沢山来てくださって嬉しく思います。

吉永 映画見て頂き本当に有難うございます。1年間、監督の下で心をこめて作った作品です。

長崎の方言も難しかったのでは?

吉永 二宮さんは音感がいいので、方言指導のテープを聞いてすぐ覚えてました。お母さんのほうが間違えてばかりで。

母と暮らせば、吉永小百合が舞台挨拶

親子愛を描いた作品でもありますが

監督 そうですね、だから小百合さんも懸命に、努力して二宮くんを息子のように愛する努力をしてくれたと思います。

吉永 努力しなくても本当に素敵で!とても爽やかな青年でした。

吉永小百合、二宮和也は「とても素敵な青年」

映画を製作したキッカケ

監督 広島の原爆をテーマにした「父と暮らせば」の著書・井上ひさしさんの遺族から、この作品の対となる長崎の作品が出来ないだろうかと提案を受けました。

それは僕にとって、とても魅力的なお話でした。井上さんは「母と暮せば」というタイトルで作ろうとしていたんです。でも実現できず亡くなられて。

よしやろう!と思った翌年が、終戦70周年という大きな節目の年だったので、とても運命的なものを感じました。

山田洋次監督、作品との出会いに運命的なものを感じた

この作品に携わった感想

吉永 日本人だからこそ、もっともっと「核兵器やめましょう」と言わなければならないと思う。

今回の作品はそれを声高に言っているわけではないのですが、戦争のことや原爆のことを知らない世代にぜひ見て頂いて、ご家族などでこんな悲惨なことがあったんだということを記憶にとどめて未来に向かっていってほしい。

吉永小百合 「もっと核兵器やめましょう」と言わなければならない

メッセージ

吉永 この映画は、大切な人と見て頂きたいと切に思っております。今日みてこの映画をいいと思ったら、またもう一度、ご家族やお友達と是非映画館に来て、いろんな事を感じたり話し合っていただけたらと思います。

監督 小百合さんも言われましたが、広島と長崎に2発の原爆が落ちたという出来事は、日本の歴史ではなく、長い人類の歴史の中でも特筆すべき出来事だと思うし、二度としちゃいけないということ。

そのことを、日本人はいつも繰り返し考えていかなければならないんじゃないかと思っていますし、映画を見終わった方がそういう事について、ある日ふと考えてくれることがあれば、作り手としてこんなに嬉しいことはないと思っています。

*  *  *

以下の動画は、舞台あいさつの様子。


「母と暮せば」の舞台あいさつは、エーガル8シネマズの10周年を記念事業として企画。先行上映会のチケットを、朝4時から並ぶ人が出たほどの人気ぶりで、即完売。約200名が鑑賞しました。

『母と暮せば』 映画予告編

予告ムービーは以下より。


ちなみに以下は、井上ひさしさん原作で広島の原爆をテーマに描いた映画『父と暮せば』の予告ムービー。


映画『母と暮せば』は、2015年12月12日より全国ロードショー。広島県の映画館では、福山エーガル8シネマズ八丁座イオンシネマ広島TOHOシネマズ 緑井広島バルト11109シネマズ広島Tジョイ東広島福山コロナシネマワールドにて上映。

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edit 『 福山市 スポット 観光 』の一覧

( 記事: Mika Itoh )

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