公開:2015/08/21 Mika Itoh │更新:2020/03/02

福山の大黒座を映画化した「シネマの天使」10月31日広島先行公開へ

  •  
  • シェアする
  • LINEで送る
  • 映画ニュース

2014年に閉館した広島県福山市の映画館・シネフク大黒座を映像に残そうと撮られた映画「シネマの天使」が公開となります。広島では10月31日から八丁座と福山駅前シネマモードにて先行公開。

福山市で122年間にわたって愛され続けた老舗映画館・シネフク大黒座が2014年の夏に閉館が決まり、その雄姿を映像に残したいと映画化が決定。取り壊し間際の大黒座をつかって撮影された映画「シネマの天使」が完成し、いよいよ公開となります。

福山の大黒座を映画化した「シネマの天使」、10月31日広島先行公開へ
(C)2015 シネマの天使製作委員会

2015年11月7日の全国公開に先駆けて、広島県内では10月31日に先行公開が予定されています。

今作では実話も取り入れ、スタッフやお客さんたちの劇場に対する思い出など、映画館・大黒座をとりまく人々の思い出が交錯する様子を、閉館までのドラマとして描かれました。メガホンを握ったのは、広島出身の時川英之監督。

ちなみに、広島県内の映画館は大黒座を含め、近年次々と閉館しています。その中には、老舗映画館も多く含まれていました。

シネマの天使、あらすじと予告動画

映画「シネマの天使」のあらすじは以下の通り。

122年続いた老舗映画館の大黒座が閉館することになった。そこで働き始めたばかりの新入社員 明日香(藤原令子)は、ある夜、館内で謎の老人に出会うが、彼は奇妙な言葉を残し、忽然と消えてしまう。

大黒座で映画を見て育ったバーテンダーのアキラ(本郷奏多)は、いつか自分の映画を作りたいと夢見ているが、何もできない自分がもどかしい。大黒座の女性支配人(石田えり)は、閉館に反対する人々をなだめながら気丈に振る舞っていた。泣いても笑っても、もうすぐ、大黒座はなくなってしまう…。

劇場の壁という壁が、町の人々が書いたメッセージで埋まっていく。そしてついに閉館の日。スクリーンに最後の映画が映しだされ、劇場を埋め尽くす観客は、それぞれの思い出に胸を熱くする。その時、明日香の前に、あの謎の老人が再び現れ…。

長い歳月の間、人々に愛されてきた映画館が、最後にくれたサプライズとは―。 via.「シネマの天使」公式サイト

予告ムービーは以下より。


出演は、藤原令子、本郷奏多、ミッキー・カーチス、石田えり、阿藤快、岡崎二朗ほか。

映画「シネマの天使」は2015年11月7日より全国ロードショー。広島県では10月31日より、八丁座福山駅前シネマモードにて先行公開。

LINEでこのページを送る
   
  • 当サイトの掲載内容は、公開時点または取材時点の情報です。最新記事・過去記事に限らず公開日以降に内容が変更されている場合がありますので、ご利用前に公式の最新情報を必ずご確認下さい。
  • 記事の内容については注意を払っておりますが、万一トラブルや損害が生じても責任は負いかねます。ご自身の判断のもとご利用ください。
  • 当サイトではアフィリエイトプログラムを使用しています。



カープを熱烈応援 スタンプ

あわせて読みたい

edit 『 映画ニュース 』の一覧