佐藤浩市、犯人バラす?!『64-ロクヨン-後編』広島試写会で舞台挨拶

公開中の映画「64-ロクヨン- 前編」の大ヒット御礼と「後編」のヒットを祈念して、主演の佐藤浩市さんと瀬々敬久監督が広島で開催された試写会の舞台挨拶に登壇しました。

間もなく後編が公開となる映画「64-ロクヨン-前編」。広島では「後編」の全国公開に先駆けて6月7日に試写会が実施され、主演俳優の佐藤浩市さんと瀬々敬久監督が公開前の心境や撮影秘話などを明かしました。

映画64ロクヨン 佐藤浩市の舞台挨拶2
主演の佐藤浩市さん / 広島バルト11にて

前後編の2部作となっている映画 64(ロクヨン)。横田秀夫のベストセラーを映画化した本作は、若手からベテランまで かつてない豪華な実力派キャストで挑み、現在「前編」が大ヒット中。これに続いて「64-ロクヨン- 後編」が2016年6月11日より全国公開となります。

映画の結末は、原作とは異なるオリジナルの内容となっており、原作の横山秀夫氏と瀬々監督で話し合い脚本の改稿は22回にも及び、出来上がったオリジナルの結末には横山氏も「すごく物語に立体感が出ていて作家としてはちょっと悔しいですね」とコメントしています。

「64 後編」の初お披露目となるこの日、物語や撮影時の裏話について佐藤浩市さんと瀬々監督が語ってくれました。

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映画 64ロクヨン後編、公開前 広島試写会・舞台挨拶の一問一答

佐藤浩市:本当に本日は有難うございます。「64 前編」を2回以上観た方いらっしゃいますか?(手が上がった数を見て)…もうちょっといるかと思いましたけど(笑)早く後編が見られるよう、我々は早く退散いたしますので(笑)

瀬々監督:今日は若い女性が多いと事前に支配人に吹き込まれてきました(笑)みなさん、佐藤浩市さんです!(拍手)今日は十分に楽しんで帰ってください。有難うございます。

映画64ロクヨン 監督の写真


Q:広島の印象は?

佐藤浩市:尾道や福山で映画の撮影をしたことがあるのですが、広島市内ってないんですよね。キャンペーンでは去年も来ましたし、3年前にも伺っています。もう少し広島の街を堪能したいと思いまして、お城(広島城)だけ今回見てきました。テレビ局(RCC)の隣だったので(笑)

瀬々監督:真面目な話、戦後60年の時にテレビ番組の取材で来たことがあります。その時は特攻隊の生き残りの方を取材しました。その方の大事な戦友の方が江田島に生まれ育ち、そこにお墓があるという事で、(お墓参りに)同行して取材しました。その後、年賀状のやりとりもしたんですが、数年前に亡くなられて…。ちょっと重い話になりましたが、僕自身は戦争を経験していませんが、広島という地はそういう歴史の重みを感じさせてくれる街だと思っています。


Q:「64 前編」の観客動員が6月第1週の時点で100万人を動員とのこと、おめでとうございます!

佐藤浩市:知人も映画館に観にいってくれたのですが、前編最後のエンドロールが流れ始めた時、「ここで終わりかよっ!?」という感じの多少のざわめきがあったと聞きました。少々心苦しさも覚えながら…「後編をお楽しみに!」としか言いようがなかったのですが(笑)今日は我々が去った後、すぐに後編の上映が始まりますので、じっくりと堪能して頂きたいと思います。


Q:「後編」の舞台挨拶はここ広島が最初だそうですね!

瀬々監督:ワクワ・ドキドキドキ…!期待して....観てください!!


Q:豪華キャストですが現場の雰囲気はいかがでしたか?

佐藤浩市:ベテラン・若手・中堅…様々な俳優さんが集ってくれまして。(劇中の)記者団・広報室は比較的若い連中が多く、撮影前に役を決めずにいろいろ演じて監督がその場で振り分けて行ったという感じでした。なのでそれぞれみんながその役の背景的なものを自分で持ち込んで演じて。

若手は若手でそんな緊張感もあり、ベテランはベテランで、例えば普段は割と喋られる奥田瑛二さん(刑事部長役)もほぼ一言も発さず…。そういった緊張感のあった現場でした。広報室のメンバー(佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々、金井勇太)は後半あたりで結束するような形になりますので、それに向かって夜にお酒を飲みにいったり。

映画64ロクヨン 佐藤浩市の舞台挨拶


Q:共演者で特に印象に残った方は?

佐藤浩市:もう、特にもなにも、本当にもう…ね。「前編」を観られてる方は分ると思うんですけど、お互いの立場の中で何を言うのか…とか様々な「言葉」でもバトルが起こります。そういう(シーンの多い)日々だったので、もう毎日本当にヘトヘトだったんですよ。そんな風にずっと彼らと向かい合っていたので、「誰」とは本当に言えないです。


Q:佐藤さんは「身を削る想いだった」と仰られていましたが

佐藤浩市:そういう言葉にすると安っぽい表現だったかもしれませんが、…本当にね、キツいんですよ。お芝居だと分かっていても、エネルギーや熱を発しなければ役は成立しないし、大勢の記者連中(役者)の熱を一人で受け止めることによって、こちらも疲弊しますし。永瀬くん(誘拐事件の被害者父親役)とは、意味合いは違うものの、どちらも「娘を失った」という喪失感を抱えつつお互いの立ち位置を見ながら想いを馳せたり…と、様々な形でお芝居をさせて頂きました。


Q:新たな一面を見つけた俳優さんは?

瀬々監督:現場で面白かったのは瑛太さんでしたね。今回ご一緒したのは初めてだったのですが、彼はテストの度にいろんな挑戦をするんです。毎回変えるというか。それをさりげなく、自己主張しない程度にやるんですよ。俳優さんはそういう時、たいていが「オレの事を見てくれ!」って光線を出すんで、時々ウザいんですけど(笑)瑛太さんはそういう光線を出さない珍しいタイプでしたね。

「64 前編」でも三上広報官(佐藤浩市)とやりあう場面で、机の上に立ったり、紙を丸めて投げつけたりありましたけど、それに至るまでには(テストで)いろいろやってみるんです。そういうところが、僕が言うのもなんですが面白い俳優さんだなと思いましたね。なんだか、現場での在り方が素敵というか。すごくよかったです。

映画64ロクヨン 瀬々監督の舞台挨拶


Q:「後編」のラストは原作と違う結末とのことですが

瀬々監督:そうですね、原作の横山秀夫さんとは対決がありまして…というのは冗談ですが(笑)メールでのやりとりや実際に話をして、最終的にこういう形になりました。


Q:原作とは異なるエンディング、いかがでしたか?

佐藤浩市:僕も、自身の着地点として「こうあるべき」というのがあったので、脚本作りの段階でいろいろ言って(自分も参加した)、監督には頑張ってもらいました。二次元(原作)の場合と映画として三次元になった場合のあるべき姿を、みんなで模索して創り上げてきました。


Q:最後にメッセージをお願い致します。

佐藤浩市:え~、犯人はですねー!(笑)

(司会者:えぇっ!それはやめてください!!(笑))

佐藤浩市:映画の色合いや空気感は「前編」と同じように進みながら、瀬々監督曰く「ギアがかなり上がってます」。同じ作風だけど、シフトアップして違う映画になっているので、その部分の面白さを感じて頂けたらと思います。宜しくお願い致します。

瀬々監督:「後編」を観られる方々を目の前にするのは今日が初めてなので、本当に心臓がバクバクいってます。「前編の方がよかった!」なんて思われるんじゃないか…とか、本当に恐いんですが、大丈夫です!!最後に、何か小さな光みたいなものを持って帰ってください!

佐藤浩市が広島で舞台挨拶、映画64(ロクヨン)後編 試写会で

64-ロクヨン- あらすじ・予告

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( 記事: 伊藤 みさ )

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