御舟宿 いろは、旅館の1階は宮崎駿プロデュースの カフェだった

坂本龍馬が談判に使用した建物を宮崎駿監督がデザイン！カフェ・旅館に

御舟宿 いろはの外観は昔風の造りですが、建物自体はまだ新しく、綺麗です。ステンドグラスも所々にあしらわれていてきれい。

御舟宿 いろはに訪れたのは15時頃。店内には、地元の人なのか お店の人と仲よさそうに話すマダム達がいました。

お食事メニューを見た所、メニューは「 本日のキッシュ 」「 鯛漬け御膳 」の2種類。

▼画像をクリックすると拡大します
　　
お酒も置いているようです。

15時を少し過ぎての入店でしたが、ランチセットを注文することが出来ました。

料理が来るまでの間にぐるりと店内を見回すと…おっと！？宮崎駿 監督の旅館デザイン画が飾ってあります！入り口から店内の様子がデザインされている様子。

うわぁぁ！すご！

実はこの建物、「いろは丸事件」の賠償交渉が行なわれた建物！
(いろは丸事件とは、坂本龍馬率いる海援隊が乗り込む「いろは丸」が瀬戸内海で衝突事故に遭い沈没。事故をおこした両者は鞆の浦港に降り立ち、航海日誌をつき合わせて衝突の原因や賠償問題についての話し合いが行なわれたと言われています。)

そんな歴史が残るこの建物も時が経つにつれて元々の家は老朽化が進み、やがては
空き家となってしまったところNPO団体の方がここを改築し、今に残したのだそうです。

現在は坂本龍馬 が談判に使用した部屋は1階に再現され、ここでも食事ができるようです。

中庭に面したかわいいテーブルや

壁に添うように作られたテーブルなど

思えば同じテーブルがない！一つ一つ味があって、いい感じです(席数は少なめ)

イメージ画では2階へ通じるこの階段は本や絵が陳列されているのでどうやら実際には使われていない様子。

待つこと数分、料理が運ばれてきました。

鯛が薬味と混ぜられたモノと
白和えや漬け物などの小鉢、そしてお茶漬け用の出汁。

運ばれてきて、自分でワサビ醤油をつくり「漬け」にする。
まずはご飯にのせてそのままいただき、3分の1くらいの量になったら
出汁を注いでサラサラっとフィニッシュにするそうだ。

なかなか、細かい(笑)

みょうがやネギが混ぜられた鯛はコリコリしてて美味！

その他小鉢は、家庭の味といった感じです。

続いて、サラダの上に乗せられてやってきたキッシュランチ。

アツアツで中はチーズやじゃがいも。下にはサラダとドレッシングが敷いてあるため、サラダプレートといった感じでしょうか。(サラダは葉もののカットがワイルドだったのでナイフで切りながらいただきました)

ドレッシングはハニードレッシングのようなちょっと甘めのドレッシング。

キッシュと同時に出てきたアイスコーヒーはカワイイグラスに入っていて、とても涼しげです。

BGMはほんのり小さな音でジブリの音楽が流れていて、ジブリ好きも 龍馬好きも楽しめる空間になっていました。

▼御舟宿いろは HP
住所：広島県福山市鞆町鞆670
【御舟宿 いろは の 地図を確認する】
電話：084-982-1920
営業時間：10時から17時
定休日：水曜日

大きな地図で見る

▼空き家が「御舟宿 いろは」に生まれ変わるまで のスライドショー。

竜馬ゆかりの町家 動画