2014今年の漢字は「税」、清水寺貫主が熊野筆で力強く

公開：2014/12/12 伊藤みさ │更新：2021/10/10

日本漢字能力検定協会が公募し、毎年京都の清水寺にて発表される今年の漢字。
2014年も12月12日に清水の「高舞台」にて発表がありました。

清水寺の森清範貫主(住職)が特大の色紙に力強く書き記したのは「税」という文字。

2014今年の漢字は「税」、清水寺貫主が熊野筆で力強く
画像はイメージです

ここで使用されたのは広島・熊野が誇る「熊野筆(特注品)」だったようです。一見、人の身長ほどもある大きな色紙に書く筆としては小さく見えたその筆ですが、森貫主の魂が宿ったかのような見事な書があっという間に完成しました。

今年の漢字が「税」に決定したことはなんだか意外にも思えましたが、
4月に消費税率が5％から8％まで引き上げられた事はやはり消費者の生活に密接する出来事。また、来年10月に10％への引き上げが予定されていましたがこれが先送りになり、年末選挙へ…と常に耳にしていた話題がこの「税」でした。

税の他、「今年の漢字」ベスト10も同時に発表されました。

発表された2014年今年の漢字、1位の「税」以下はこちら。

2位：熱
3位：嘘
4位：災
5位：雪
6位：泣
7位：噴
8位：増
9位：偽
10位：妖

8.20広島土砂災害や火山の噴火などの災害から様々な涙の会見、増税、社会現象となった妖怪ウォッチなどなど。12月1日には「流行語大賞」も発表されましたが、こうして2014年を振り返ってみると、今年もいろんなトピックスがありました。

2014年も残すところあと20日足らず。2015年は今年よりも明るい出来事を連想させる漢字が並ぶ1年になりますように。

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