公開:2012/04/15 伊藤 みさ │更新:2018/05/08
呉市 稚児明神祭、妊婦さんに嬉しいご利益!1年に一度 海上からのお参り
広島県呉市安浦で開催される稚児明神祭(ちごみょうじんさい)。稚児明神は安産祈願や子育ての神様で、稚児明神祭は海に浮かぶ社に年に1度だけ船で渡り参拝できる日です。
広島県呉市安浦にて、稚児明神祭(ちご みょうじんさい)が行われます。稚児明神とは、安産をはじめとする子育て支援の神様のこと。
稚児明神は 海に浮かぶ社(やしろ)のため、普段はなかなか参拝することができませんが、毎年4月に行われる 稚児明神祭の時にだけ船が出て、お参りすることができるのだとか。
Photo by yasuura-yumekobo.com
これは、安浦に残る平家伝説が縁とも言われています。
稚児明神に残る平家伝説
1180年に平清盛の大軍に攻められた 源頼政は切腹。頼朝の奥方「あやめの前」は生まれたばかりの種若丸を連れて船で西に逃れる際にこの地にたどり着いたが、これまでの疲れのせいか、飲ませる乳も出なくなってしまった。 そんな時、子供の成長を祈願する岩がある事を聞きつけた乳母は これにお祈り。その後はすっかり体もよくなり、乳も出るようになった。それ以来、ここを稚児の明神と名付けた。viaやすうら夢工房
今でも妊婦さんなどが 安産祈願や、母乳が出るように…と願い ここを参拝する風習が残っています。
▼稚児明神祭
日にち:毎年4月20日前後の日曜日
出航:9時(乗船の定員は50名。申し込みは安浦市民センター地域恊働 0823-84-2261まで)
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