マリンレジャーでの厳守事項3か条、呉海上保安部が呼びかけ
ゴールデンウィーク中の海上の安全を守るため、呉海上保安部から事故防止に関するリーフレットが配布されています。楽しいけれど、危険がいっぱいの海!気を付けて!
ゴールデンウィーク中の海上の安全を守るため、呉海上保安部から事故防止に関するリーフレットが配布されています。
気温が高くなってきたこの時期から夏に向けて、釣りや水上バイクなどレジャーで海へ行く人も多くなる。これに伴って事故率も上がってくるため事故への警戒が高まっているようです。
Photo by city.higashihiroshima.hiroshima.jp
呉海上保安部が呼びかける自己救命策の3か条▼
・ライフジャケットの常時着用
・防水パック入り携帯電話などの連絡手段
・海のもしもは「118番」
意外と分かっているようで忘れがちなポイント。特に事故が起きたときなどはパニックになるため事前に準備しておくことが大事。(実際、道路上での小さな交通事故でも、筆者は「110番」が分からなくなりましたし)
穏やかな瀬戸内海にも危険はいっぱい。地元漁師が見たレジャー利用者の危険ポイント
近年では船舶の免許を取得しなくても操船できる「ミニボート」が普及しており、転覆・衝突事故もふえている状況。(ミニボート=長さ3未満、エンジン出力2馬力以下のボート)
極端に言うと“こどもでもボートを走らせることが可能”なミニボートは、手軽にボートが楽しめる反面、漁師さんたちから見ると「危険な行為」をしている場合があります。
当サイトの“瀬戸内のおさかな”情報担当に話を聞くと、いくつか例が挙げられました。
・潮の流れは速い
一見、穏やかに見える瀬戸内海。しかし広島湾には無数の島が点在しているためその間の潮の流れは速い。直進しようとしても流されることは多々あるため、潮の流れを読むことが大事。
・周りの状況をよく見て余裕を持った運転
大小様々な船が多く行きかう広島湾。特に貨物船のような大きな船は遠くで見るとゆっくりと動いているように見えるが実際はかなりのスピードで走っている。
前を横切ろうとするプレジャーボートが大型船のスピードを見誤り横切れず衝突する(しそうになる)場面が多くみられるため大型船が通り過ぎるのを待つのが一番
水面からはギリギリ出ない高さの岩礁が広島湾にはいくつもあり、知らずにその上を通り過ぎると船体やエンジンに衝突・転覆するケースが多い。(海の地図、海図にはこれらが記されているためこれを頭に入れておく)
このように白線が引かれている道路上の交通ルールやマナーとは全く違い、さらに知識や経験が重要な海上でのうごき。
特にゴールデンウィークがある5月の大潮(干潮と満潮の差が大きい)は12時間で海面の高さが450cmも異なるなど特に潮の流れが速いため、注意が必要。
周りの状況をよく見ることと、自分の命を守る3か条を厳守。海上保安庁の情報サイトを活用するなどしてマリンレジャーを楽しみましょう。
※当サイトの掲載内容は、執筆時点(公開日)または取材時点の情報に基づいています。予告なく変更される場合がありますので、ご利用の際はご確認ください。
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