8月6日 広島への原爆投下映像、「世界を震撼させた日」を忘れない
イギリスの映像アーカイブメディア・British Pathe(ブリティッシュパテ)社が、1945年8月6日の朝、広島の上空で起きたあの時の実際の映像(動画)をyoutubeチャンネルにて公開しました。
イギリスの映像アーカイブメディア・British Pathe(ブリティッシュパテ)社が、1910年~1976年までのニュースやドキュメンタリーなど歴史的な85000もの映像を、公式youtubeチャンネルにて今年4月より追加しています。
ライト兄弟が飛行機を飛ばした映像から、ビートルズの人気ぶりを報じたもの、明るいニュースからそうでないものまで様々ありますが、
Photo by youtube
その中に Hiroshima Atomic Bomb (1945) というタイトルで、広島に原爆が投下された時の映像も配信されています。
エノラ・ゲイの機内の様子、ここから投下した核爆弾によって「きのこ雲」があがる様子を上空から見た様子、そして焼野原となった広島の街の映像。
映像の鮮明さは今と比べると良くはありませんが、一瞬で街が変わり果てた様子が分かります。
壮絶な日を伝え続けて、胸に刻んでいくことの大切さ
2015年8月6日で被爆70年を迎える広島。原爆を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」の最後の乗組員が2014年7月28日に老衰で死去した事が先日ニュースで報じられました。
被爆者もまた平均年齢がどんどん上がり、人数が少なくなっているのが現状。広島市ではこれをふまえて数年前から、語り部を若い世代に引き継ぐ事業も進めているようです(記事最下部の動画参照)。
筆者の亡くなった祖母も、当時の事をよく知る1人でしたが、「あの日の事はあまり思い出したくない」と、平和学習でお願いした時以外は語る事はありませんでした。
もうすぐ8月6日がやってきます。広島では毎年、8月6日の原爆が投下された時間に平和式典が行われ、各市町村では「ウーーー」というサイレンが鳴り、1分間の黙祷をします。
戦争を知らない世代の私たちにとって、こういった経験談や過去の資料をみる時間は、繰り返してはならないと再認識するための大切な時間。
思い出すだけで辛くなるような経験を「あの過ちはだれにも繰りかえしてほしくない」と真剣に語ってくれる被爆者の想いを受け継ぐために、その想いを未来に繋いでいく為にも、目をそむけてはいけない、と思うのです。
以下は、あの日の映像をBritish Pathe社が公開したもの。何度も見たことがある映像かもしれませんが、あらためて「これが実際に今自分の生きている世界で起こったとしたら…」。自分事として捉え、未来に繋いでいきたい。
▼朝日新聞「~次世代の語り部養成~」動画
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