公開:2022/09/02 伊藤 みさ │更新:2022/09/02
宮島訪問税の徴収は2023年10月から、フェリー運賃に100円上乗せ
宮島訪問税(入島税)を2023年10月より徴収開始することが決まった。環境整備の財源確保のために導入されるもので、宮島口からフェリーで入島する観光客を対象に運賃に100円上乗せして徴収する。
日本三景で世界遺産の宮島を有する広島県廿日市市は、宮島へ訪れる観光客を対象に訪問税(入島税)を2023年10月1日より徴収開始することを決めました。
宮島訪問税は、宮島の自然や歴史などを次世代に継承し、観光地としての質的向上を図ることを目的に、新たな財源確保が必要として導入。税金は宮島口ターミナル運営・管理、渋滞対策、トイレ等維持管理等に活用される。
宮島訪問税の金額は1人1回100円。フェリーなど旅客船舶により島に訪れる際に運賃に上乗せして徴収される。(1年分を一時に納付する場合は1人1年ごとに500円)
ただし、“訪問者”にあたらない宮島町の住民などは徴収されない。訪問税を徴収されない人は以下の通り。
- 訪問者に該当しない
- 宮島町の区域の住民
- 宮島町の区域内にある事務所又は事務所に勤務する者
- 宮島町の区域内にある学校、保育所などに通う生徒、児童、乳幼児等
- 課税免除
- 未就学児
- 学校に就学し、修学旅行その他の学校教育法上の見地から行われる行事、活動等に参加している者並びにその引率者及び付添人
- 療育手帳、精神障害者保健福祉手帳又は身体障害者手帳を交付されている者
宮島訪問税については、令和3年3月に宮島訪問税条例が可決・公布。同年7月に総務大臣より宮島訪問税の新設同意が得られ、徴収開始日が決定。令和5年10月1日より徴収開始となる。
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