宮島訪問税を2023年度中に導入、フェリー運賃に100円上乗せ徴収
宮島訪問税(入島税)が導入されることが決定。観光客が増え続け環境整備などに新たな財源が必要として導入されるもので、宮島口からフェリーで入島する観光客を対象に運賃に100円上乗せして徴収する。
日本三景で世界遺産の宮島を有する広島県廿日市市は、宮島へ訪れる観光客を対象に
訪問税(入島税)を導入する条例「宮島訪問税」を2021年3月に可決。
その後の協議でこれに同意すると、総務省が2021年7月21日に発表しました。
画像は過去に撮影した宮島の風景
宮島訪問税(入島税)は今後、令和5年度中(2023年度)を目途に新型コロナの状況を考慮した上で条例施行予定とのこと。なお、これによる税収は初年度約2億円、平年度約3億円の見込み。
宮島訪問税は、宮島の自然や歴史などを次世代に継承し、観光地としての質的向上を図ることを目的に、新たな財源確保が必要として導入されました。
宮島訪問税の金額は、1人1回100円。フェリーなど旅客船舶により島に訪れる際に運賃に上乗せして徴収される。
大鳥居は大規模修繕工事中。終了は未定
なお、宮島に住む方や通勤・通学のほか修学旅行(高校生まで)などの学校教育上の行事や活動に参加する者など、一部条件に該当する人は宮島訪問税の対象外になるとのこと。
また、1年分を一時に納付する場合は、1人1年ごとに500円となる。
宮島には世界各国から年間460万人を超える人が訪れています。宮島訪問税は、増え続ける観光客に対応するため、
宮島口の渋滞対策の実施や、2019年に完成した宮島おもてなしトイレの維持管理、大規模な旅客ターミナルの改修・維持管理、ごみ処理など環境整備費などに充てられます。
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