公開:2025/12/09 伊藤 みさ │更新:2025/12/09
設計者は広島出身!リゾナーレ下関、波と風を表現した海峡のアイコニックな建物
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2025年12月11日、山口県下関市に開業するリゾナーレ下関。星野リゾートによる新たなホテルです。話題のホテルを手掛けた設計者の中に、広島出身の方がいらっしゃいました。広島人ならではのエピソードも!
本州の最西端で、関門海峡と九州の端(福岡県北九州市門司エリア)も眺められる
山口県下関市、あるかぽーと・唐戸界隈(唐戸市場や海響館を含むエリア)に2025年12月11日
リゾナーレ下関が開業します。

「リゾナーレ」は星野リゾートが国内外に展開するリゾートホテルブランド。
リゾナーレ下関 は、“海峡のデザイナーズホテル” をコンセプトとして誕生しています。
全187室を持ち、その全室が「海峡ビュー」!というリゾナーレ下関は この地ならではの魅力や遊び心が詰まったホテルとなっています。
実際に筆者が訪れた感想やホテルの特徴は別記事にてご覧いただけます。
広島からも比較的近く、プチトリップ気分で行けるその話題のホテル。
建築設計には広島出身の方が携わっておられました。
「下関は、初デートの場所」甘酸っぱい思い出話に会場のみんながキュンです
筆者がリゾナーレ下関を訪れたのは、開業前に行われた先行内覧会。
そのなかで実施された「デザイナーズトークセッション」では、3名のデザイナーが登壇されました。

和やかな雰囲気の中トークセッションが行われた
上記画像左から、デザイン・ブランド監修のクライン ダイサム アーキテクツ(KDa):アストリッド・クラインさん、福岡有紀さん
建築設計の日本設計:塚川譲さん。
会がすすむ中、登壇者や参加者の気持ちをほぐしたのは塚川さんの一言でした。
「下関は妻との初デートの場所でして…」
笑顔でそう語った塚川さんは広島のご出身だそう。
ちょっと遠出感があって、非日常が味わえるデートスポットとして下関へ!広島人としては大きくうなずくチョイスです。

星野リゾート代表 星野佳路氏や前田晋太郎下関市長も同席し、鏡割りが行われた
思い出の場所を “静かそうに見えて、人も波もずっと動いている。イキのいい場所” と表現した塚川さん。
そこへ設計した建物は、シンプルなように見えてかなり複雑で
360度どこに行っても曲線を感じる建物に仕上がっています。

印象的なのは二つの棟が「S字」のようにカーブを描いているところ。
建物全体は関門海峡を常に行き交う船のようにも、風をはらむ帆船の「帆」のようにも感じます。

このほか、傾斜のある「なみなみテラス」など 動きのある造形がたくさん。

廊下や階段、下のテラスビーチまで曲線がふんだんに

「なみなみテラス」
また、館内には 色・形・柄などでフグを連想させるものが沢山配されていて、下関らしさと遊び心が満載です。


※KDaのクラインさんは “世界一の展示数” を誇るという海響館(同エリアにある水族館)でフグについて沢山学ばれたとのこと
広島からは高速で2~3時間ほどの下関。
今後、このあるかぽーと・唐戸エリアではこの「リゾナーレ下関」開業を皮切りに、“海峡を遊びこなす、朝から夜までめぐって楽しい、現代日本の港まち” をコンセプトとしたエリア開発が行われる予定。

「あるかぽーと・唐戸エリア マスタープラン」よりテーマ別ゾーニング
近隣県に住む私たちも、訪れる機会がまた増えそうな予感です。
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