屋形石灯標
屋形石灯標は、瀬戸内海(広島県・江田島)に立つ、暗礁などの位置を船舶に知らせ座礁を回避するために海上に設置された灯台。
屋形石灯標(やかたいしとうひょう)は、広島県江田島市の北端から約100m沖合にの岩礁に立つ灯標(北緯 34-17-54 / 東経 132-28-45)。
灯標とは、浅瀬と分かりにくい海域などで船が乗り上げないよう、安全に船舶が航海できるための目印として岩や暗礁の上に立っている、海上に設置された灯台のこと。
屋形石灯標は、地上からの高さは8.3m。海上保安庁によると点灯開始は明治37年2月から。円形石造の灯標で、上が黒、下が黄色のツートンカラーになっています。
灯台と灯標の違い
灯台は、港など陸を目指す船がなるべく遠くから見えるように岬など高い場所に設置されていることが多く、強い光を放っています。内部には階段などが配置された塔状建物となっています。
灯標は、海の中にある岩場や浅瀬に設置されたもので、航行中の船が見えにくい岩や浅瀬に乗り上げないよう、明かりで知らせる為に立てられています。
ちなみに、航海のコースの目印となるために配置されている灯浮標(とうふひょう)というものもあり、こちらは立てずに浮いています。
灯浮標は潮の流れで移動してしまわないように、チェーンに繋がれた錘(おもり)を海底に沈めているのだそうです。
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2021.05.30 [writer]Mika Itoh