沼田西のエヒメアヤメ自生南限地帯
日本で最も小さなアヤメ科の植物で国の天然記念物に指定されている「エヒメアヤメ」の自生地が、広島県三原市にあります。毎年、開花を楽しめる4月中旬から下旬にかけて一般公開されます。
沼田西のエヒメアヤメ自生南限地帯は、広島県三原市にあるエヒメアヤメの自生地。国の天然記念物に指定されています。
エヒメアヤメとは、明るい森林や草原で生育する小さなアヤメ。多年草で、4月下旬頃にすみれ色の花を咲かせます。
沼田西のエヒメアヤメ
一般的なアヤメとは比にならないほど小さく、高さは15cm前後。背の高いエヒメアヤメでも30cm程度しか成長しないと言われています。
エヒメアヤメは朝鮮半島・中国にかけて自生地が分布しており、南限にあたるのが日本の自生地。氷河期に日本が大陸と陸続きだった事を証明する、植物学的な証拠となる貴重な花です。
日本では、愛媛県北条市腰折山で最初に発見されたことから、名前に「エヒメ」とつけられました。日本国内では、佐賀・大分・宮崎・山口・広島・岡山にも分布しています。
エヒメアヤメは開発等の理由で近い将来絶滅する恐れが有るため、昭和40年に結成された 保存会の活動で維持管理されています。
駐車場からエヒメアヤメ自生地までの道のり
自生地へ向かう山道の手前には駐車場があり、ここに車をとめて歩いて向かいます。
無料の駐車場
駐車場の脇に「見学道完成の記念碑」があり、その横に続く道を進みます。
見学道完成の記念碑
自生地へ向かう歩道
自生地までの山道はアップダウンは少なく、また歩きやすく整えられています。
自生地へ向かう歩道道中にはいろんな花々が咲いている様子もみられます。
小鳥のさえずりが聞こえる道を数分歩くと、自生地に到着します。
沼田西のエヒメアヤメ自生南限地帯は、保存会が管理
自生地は保存会によって管理されており、入口には簡易テントの受付ではパンフレットなどが配布されています。
沼田西のエヒメアヤメ自生南限地帯
中に進むと、一見何も咲いていないように見えます。エヒメアヤメは非常に小さな花であるため、花が咲いている場所には棒が立てられており、
地を這うような低さで咲く、エヒメアヤメ
それを目印に花を見つけながら鑑賞することが出来ます。
沼田西のエヒメアヤメ自生南限地帯の概要
名称 | 沼田西のエヒメアヤメ自生南限地帯 |
---|---|
住所 | 広島県三原市沼田西町 |
料金 | 無料(毎年4月中旬から下旬にかけて公開) |
駐車場 | 無料駐車場あり |
電話番号 | 0848-64-2137(三原市教育委員会生涯学習課) |
関連 | 広島県のお花見スポット |
備考 | 三原市グルメ / 三原市スポット / 三原市おでかけマップ |
※内容は執筆時のもの。確認してからお出かけ下さい。
- 当サイトの掲載内容は、公開時点または取材時点の情報です。最新記事・過去記事に限らず公開日以降に内容が変更されている場合がありますので、ご利用前に公式の最新情報を必ずご確認下さい。
- 記事の内容については注意を払っておりますが、万一トラブルや損害が生じても責任は負いかねます。ご自身の判断のもとご利用ください。
- 当サイトではアフィリエイトプログラムを使用しています。