公開:2023/12/31 Mika Itoh │更新:2023/12/30
広島・坂町水尻で砂防堰堤の工事、完成間近へ
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広島で大きな被害のあった「平成30年7月豪雨」以後、緊急対策として砂防事業があちこちで行われています。以下は広島県安芸郡水尻で工事が進む砂防堰堤の様子。
記録的な大雨によって、広島県では広範囲で土砂災害などの被害を受けた「平成30年7月豪雨」。あれからもう5年が経ちますが、
広島県安芸郡坂町水尻では、土石流による土砂災害のあったエリアの対策として、砂防事業が現在も行われています。
写真は2023年11月撮影時の様子。砂防堰堤の工事が行われていたのは、JR川尻駅やベイサイドビーチ坂に近い場所(山側)。
この砂防堰堤は「水尻川支川3砂防堰堤」と刻まれていました。堰堤自体は2022年8月に完成しており、現在は堰堤周辺の整備が行われています。
「水尻川支川3砂防堰堤」の近くでは「水尻川支川4砂防堰堤」の工事も。
いずれも、工事完了時期は2024年3月の予定となっています。
砂防ダムと砂防堰堤、何が違う?
ちなみに「砂防ダム」と「砂防堰堤」の違いは、高さ。15m以上の高さがあるものは「砂防ダム」、それより低いものは「砂防堰堤」と呼ばれています。
この砂防堰堤で土石流を食い止めた後、堰堤内に溜まった土砂がいっぱいになった場合はどうするのか気になりますが、
国土交通省中部地方整備局による「よくある質問」にあった回答を見てみると、それぞれの砂防堰堤で対処法はあらかじめ決められているそうで、
土砂を取り除く場合もあれば、土砂を溜めたまま(そのまま)にする場合も。様々な環境に合わせて適切に管理されいるようです。
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