公開:2018/09/05 伊藤 みさ │更新:2018/09/05
新井貴浩 引退表明「最後は後輩たちと嬉し涙で」会見一問一答
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2018年9月5日、広島カープの新井貴浩選手が引退会見を行った。新井選手の引退理由や現在の思いなどを語った会見内容について。
広島東洋カープの新井貴浩選手が、2018年9月18日に引退表明の会見を行いました。
写真は過去優勝パレード時の新井選手
新井選手は一つ一つの言葉を丁寧に発し、時折笑顔を見せながら、引退を決意した理由や今の心境について語っています。
新井選手の引退表明会見についての一問一答は以下の通り。
新井貴浩 引退会見、一問一答
新井:今シーズン限りで現役を引退する事に決めましたので、ご報告させていただきます。有難うございました。
Q:球団に引退の意志を伝えたのはいつ?
新井:8月の初めの方ですね。自分としては早い段階で決めようという風に考えていました。8月に入ってすぐ、鈴木さん(球団本部長)に「引退させてもらいます」という事をお伝えしました。球団をはじめ鈴木さんは「考え直せ」と「まだやめるな」と言っていただき、1ヶ月間考えるよう言っていただいたんですけども、8月いっぱいまで考えて自分の気持ちが変わることはなかったので、そうお伝えしました。
Q:「早い段階」とは?
新井:これといった決定的なタイミングというのはなかったですけども、そろそろかなと考えだしたのは交流戦が終わったくらいですかね。
Q:1か月間考えて、気持ちが変わらなかった理由は?
新井:やっぱり今若手がすごく力をつけてきていますし、これからの2年後3年後・5年後のカープのことを考えたときに、今年がいいんじゃないかなと考えました。
Q:今の率直な気持ちはいかがですか?
新井:自分の中では2015年にカープに戻ってきて、とにかくカープのために少しでも力になりたいと思って帰ってきましたし、そのときは1年間やって力になれなかったらすぐ辞めようと思って戻って帰ってきた中で、こうして4年間もやらしていただいて、また優勝もさせてもらって、今は周りの方に感謝の気持ちしかないですね。
Q:今回の決断を、誰かに相談されましたか?
新井:黒田さんには早い段階で、そういう気持ちですと伝えていました。あと石原にも言っていました。黒田さんからは「えっ、ホンマか?」と。それが第一声でした。 最初は “まだまだできるやろ”といった感じでしたけど、喋っていくうちに “お前が決めたことなんだから、あとは最後までお前らしく頑張れ” と言っていただきました。
石原は何も言葉を発することなくちょっとショックそうな顔でした。ベテランは石原だけになってしまうので、“まだまだお前の力は必要だと思うし、少しでも長く頑張れよ” という風には言いました。子供に伝えたときは “何で、何で?” という反応で、辞めてほしくなさそうな表情でした。
Q:「何故?」という思いはファンなどにもありますが
新井:マツダ スタジアムに限らず、どこの球場でも代打や打席に立つ度に大歓声をいただいて、その中で自分がなかなか今年は喜ばせてあげることが出来ていないので、本当に申し訳ないなと思いますし、25番のユニフォームを着て応援してくれてる方がたくさんおられる中で、今年でユニフォームを脱ぐ決断をしたので、そういう方々にも、申し訳ないなと。そういう人たちを悲しませるようになってしまうのが申し訳ないなという気持ちです。
Q:新井選手がここまで続けて来られた「こだわり」とは?
新井:自分は大した選手でもないですし、練習することでここまで来させていただきました。周りの方の出会いに恵まれた本当に運の良い選手だったなと思います。
Q:恩師を1人挙げるとすれば?
新井:たくさん数えきれないくらい恩師はおられるんですけど、やはり山本浩二さんは僕が一番迷惑をかけた監督なので、先程も事前に連絡して気持ちは伝えました。 「良く頑張ったなと、最高の引き際じゃないのか」と言ってもらいました。
Q:プレイの満足度は?
新井:もちろん満足していないですよね。ただ気持ちが折れることはないです。毎回毎回たくさん大きな声援をいただいているので、最後までちょっとでも喜んでもらいたいなという気持ちでプレーしようと思います。
Q:発表のタイミングについて
新井:すべては鈴木さん含めて球団の方にお任せしていましたので、自分としては全部終わってからでも良かったんですけれども、やっぱり発表をして、たくさんの人に見てもらった方がいいかなと言っていただいて、このタイミングになりました。
Q:今後の意気込みを
新井:もちろん結果で喜ばせたいと思ってやりますし、最後の最後まで全力疾走で駆け抜けたいなと思っています。本当の戦いは10月11月に来ると思うので、自分もチームの力になれるように、また、最後の最後にかわいい後輩たちと喜び合えるように、頑張っていきたいと思います。
Q:カープに戻ってきた事を振り返ってみて
新井:感謝の言葉しか見当たらないです。当時も言いましたけれども、まさかもう一度カープのユニフォームを着させていただけるとは思っていなかったですし、1年1年が勝負だと思い、ちょっとでも力になれなければすぐにユニフォームを脱ごうと思って帰ってきて、4年間もやらせていただいて、優勝もさせていただいて、本当に球団をはじめファンの皆様には感謝の気持ちしかないですし、その気持ちがここまで自分の体を動かせてもらったという思いです。
Q:残りのシーズンをどんな風に戦いたい?
新井:最後に日本一になって、嬉し涙で終われれば最高かなと思います。また、自分もそこでなんとか力になれるように最後の最後まで全力で頑張りたいと思います。
Q:ファンへ一言
新井:戻ってきた時は、まさかここまで応援していただけるとは思っていなかったので、帰ってきてはじめての開幕戦で代打の時にもらったあの声援は、生涯忘れることはないです。また、そういう風に声援を送ってくださるファンの方に喜んでもらいたいという気持ちがあったので、ここまで身体も動いてくれたのだと思います。
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