公開:2018/10/05 Mika Itoh │更新:2018/10/05
広島カープ 天谷選手、17年間お疲れ様でした!引退会見 一問一答
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プロ野球人生を広島カープで17年間戦ってきた天谷選手が引退へ。マツダスタジアムで引退会見を行い、引退理由や思い出深い試合、ファンへの想いなどを語りました。
広島カープの外野手・天谷宗一郎選手が2018年10月4日、マツダスタジアムで引退会見を行い、17年のプロ野球人生を終えました。
天谷選手は、緊張した面持ちで会場に入り、少し言葉を詰まらせながら引退理由など思いを語りました。
天谷選手 引退会見、冒頭あいさつ
皆さん、本日はお集まり頂き有難うございます。本日をもちましてプロ野球生活17年間を引退することを決断しました。
今までご指導してくださった歴代監督・コーチ、一緒に戦ってきたチームメート、支えてくれたチームスタッフの皆さんには本当に感謝しています。
そして、たくさんの熱い声援を送ってくださったファンの皆さん、全ての方に感謝しています。
引退理由は?
今年1年、何とかチームの戦力になりたいと思って、春のキャンプから過ごしてきましたが、1回も1軍に上がる事が出来なくて、チームに迷惑かける…じゃないですが、これ以上居ても仕方がないと。
今年が潮時なのかな、終わりかなと思って決断しました。
引退を決意した時期や出来事は?
やっぱり、丸・野間がケガをしたときに、1軍に上がれなかったのが、大きな1つのアレ(理由)かなと思います。
その時は、何とか1軍の戦力として出来るんじゃないかと自分では考えながらやっていたので、その時に呼ばれなかったのが一番(引退を決断するキッカケとして)大きかったと思います。
9月ごろに、妻には「今年このまま1軍に呼ばれることがなかったら辞めようかな」という風には伝えました。(反応は)意外にあっさり、お疲れ様でしたと言っていただきました。
3連覇の瞬間は、どう見ていた?
すごくいいチームメートと戦えたかなと思いましたけど、3連覇のマツダ(スタジアム)の胴上げの輪の中に入れなかった悔しさはありました。
引退を発表した今の気持ちは?
球団の方に引退を伝えてから2軍で過ごしているときには、残り何日…って考えながらやっていたけど、まだちょっと実感はわいていないですね。もうちょっとこみ上げてくるものがあるのかなと思っていたんですけど、意外に(笑)
CSや日本シリーズをテレビで見るようになったときに、引退したんだと実感するのかなと思います。
記憶に残る場面は?
1つ1つのプレー・出来事が記憶に残っているんですが、3年前・25年ぶりの優勝をした年の開幕カードで、黒田さんとお立ち台に上がれたというのがやっぱり、一番の思い出。あの試合は凄く嬉しかったです。
あんなに早くお立ち台に上がれると思っていなかったし。一番最初にお立ち台に上がるんだという気持ちでやっていましたけど、お立ち台は何回立ってもいいものだなと。横に黒田さんもいたので、やっぱり特別嬉しかったです。
マツダスタジアムでフェンスによじ登って取ったスーパーキャッチが印象的でした
今やれと言われたらできるか分からないけすけど(笑)その時の自分に有難うと言いたいです。
プロ生活の中で一番感謝したい人は?
この人っ…というか、本当に沢山の人にいろんなことを教わったので、歴代の監督もそうですし、バッティングコーチ・守備コーチも。
新井さんをはじめ横山さんだったり、沢山の事を教えていただいたり、叱って頂いたりもしたので。1人をあげるのは難しいです、すいません。
ここまで野球を続けてこられた原動力は?
やっぱり一番は「野球が好き」という思いがあったからだと思う。良いときも悪いときも、ほとんどが悪い時で苦しい時期だったんですけど、野球が好きという思いはあった。
あとはやっぱり、ファンの皆さんの声援。1つのプレーであれだけ歓声を頂いたので、あの歓声をもう一回聞きたいという思いが強かったと思います。
本当に良いときも悪いときも、変わらずファンの方にはたくさんの応援をしていただいて。心が折れそうなときも何回もあったんですけど、“なにくそ魂”というか、間違いなく(ファンは自分を)奮い立たせてくれた存在です。
(ファンからは)厳しい言葉も沢山いただきました。(僕が)センターを守っていて、赤松さんがベンチにいたら「何でお前がいるんだ」と言われた事もありました。
やっぱり、“なにくそ”と思うし、“いつか見返してやる”という思いにさせてくれたファンの存在が凄く大きかったです。
今後はどうする?
今後についてはまだ未定です。17年という長い間カープにお世話になったので、何かしら少しでも微力ながら恩返し・お手伝いできたらいいなと思っています。
野球人生を振り返ってみて
野球小僧がそのまま大人になったような、しょうもないプロ野球選手でしたけど…なんて言えばいいんですかね(笑)本当に毎日毎日が充実した楽しい、楽しい??時間でした。
入団当時、ここまで長くプロ野球でやると思っていた?
確かに、こんなに長くできるとは思ってはなかったです。最初の3年が勝負だと思って、3年目で初めて1軍に上がれた。
1軍に上がってこそのプロ野球だと思うので、その時に“何とか長い間(野球を)やりたい”と思いましたが、17年間も野球ができると思っていなかったので、カープという球団にはすごく感謝しています。
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