佐々岡カープ誕生、新監督就任インタビュー

「スタンドを引き続き真っ赤に染めて」佐々岡新監督コメント

佐々岡新監督の就任会見の一問一答は以下より。

Q：就任しての感想

球団の方からお話を頂いた時には有難い気持ちと、正直、自分で良いのかなと不安な気持ちもありました。

Q:就任を決めてから

引き受けると決めてからは、カープのため、今年の悔しさをバネに「もう一度優勝するんだ」とそういう気持ちに変わりました。

Q：家族の反応は

（球団から）話をもらった時に、自分ひとりでは決められない、ということで家族・息子・娘にも話をしたときに、最初は驚いて “冗談なんじゃないの？” というような感じではいましたが、

自分がやると決めた瞬間からは、「どういうことがあろうと、何を言われようと、家族はしっかりと見守るし応援するよ」といってもらいました。

Q:自身が現役時代カープのことを「大好きな球団」としFA残留。そんな球団で今度は監督を務めることになるが

好きな球団に入れて18年間選手をさせてもらい、この5年間はコーチも任せていただきました。プロ野球界の中でもなかなかできない仕事を、ましてや好きな球団でできるという喜びの方が自分の中にありますし

本当に、この球団にまだまだ恩返ししたいという想いもありながら、監督をしっかりとやっていきたいなと思います。

Q:今後のカープ作りはどのように

いままでは投手ばかりを見てきました。今年の投手でいえば、先発陣の充実（はもちろんのこと）リリーフ陣の弱さ、故障などが目立ったのでその充実、レベルアップ。

基本は投手中心でしっかり守る、という広島野球を目指すところではあるが、今の時代打たないと勝てない。基本を踏まえた上でのレベルアップは打者もしていかないといけない。

Q:投手出身の監督として

自分としてはそんなに意識していない。
歴代の監督をはじめ、今年の緒方監督がずっとやってきた「カープ野球」。基本はやはりまず「守って、投手中心」というのを基本としてやっていきたいと思います。

Q:今期の成績に関して

まずは自分からみた面はピッチャー・野手。今年Bクラスには終わりましたが、若い選手が育ってきており他球団と比べても、実力的にも十分戦え 優勝できる戦力だと思っていますので、この戦力をうまく活かせられるようにやっていきたい。

目標は優勝、日本一というのは変わらずやっていきたいと思います。

Q:秋のキャンプが始まりますが

まだ、監督を引き受けると返事をして2日しか経っていないためそこまで頭がまわっていないのですが、11月の秋季キャンプにむけてコーチ陣と話をしっかり話をしていきたい。
若手もフェニックスリーグからの人選もあると思う。明るく、コーチ・選手が一体となるようなそんなチーム作りをしていきたい。

Q:投手コーチ経験を監督としてどのように繋げる

二軍で4年間みてきて、一軍に上がった選手も見てきました。当然実力がないとだめだが、若い選手にもチャンスを与えられるように。

カープの野球は「若手を使いながら勝っていく」というものだと思っていますので、（選手には）どんどんアピールをしてもらって、そんなところをしっかり見ていきたいと思います。

Q:佐々岡カープのチームとは

選手の時も、コーチの時も気持ちは変わらない。野球は一人ではできるものでない。

ピッチャーは野手に助けられるものだし、野手はピッチャーのために…という想いがチーム内に浸透し、みんなで一つの目標に向かって勝った喜び、負けた悔しさを味わう。そんなベンチであってほしいし、愛されるチームになっていきたいなと思っています。

Q:ファンへ

自分が引退するときに旧市民球場が真っ赤に染まった中、最後に「（球場を）真っ赤に染めて選手たちに声援を来年もお願いします」と残しました。

今でも毎試合スタンドを真っ赤に染めてもらって、ビジター球場でも半分以上を赤く染めてくれているファンの皆さんの姿には選手に力を与えてくれていると思っていますし、我々スタッフにも力になるのでまた来年も全員で日本一を目指して頑張りますので、引き続き応援してほしいと思います。