公開:2022/05/09 Mika Itoh │更新:2024/07/12

大和ミュージアムが大改装!2026年に向けリニューアル

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呉の人気観光スポット「大和ミュージアム」がリニューアルを予定しています。エントランスホールの刷新や展示方法の変更、新棟建設など盛りだくさん

大和ミュージアム(広島県呉市)が、開館20周年の節目となる2025年の完成を目指して、開館以来初のリニューアルを行います。

大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)は、戦艦大和の建造地で軍港として栄えた呉の街の歴史や、造船・製鋼など科学技術を紹介する博物館。

大和ミュージアムが大改装!2026年に向けリニューアル
画像はイメージ / 呉市公開資料より

今回のリニューアルでは、施設や展示内容の課題を踏まえて、エントランスホールの刷新や新棟建設などが行われる予定。以下5つの基本方針で施設のリニューアルが進められます。

1. 観覧環境の充実

館内導線の再検討、ユニバーサルデザイン(施設整備やデジタル技術)の導入、空調やトイレの改善などによる環境の充実化。

2. 収蔵・展示機能の充実

公開型大型資料収蔵庫の整備や周辺施設との機能分担など、収蔵・展示機能の充実を図る。

3. デジタル技術の活用

最新のデジタル技術を活用し、資料のデジタルアーカイブスを充実化させ国内外に公開。館内案内や展示資料解説の多言語化、デジタルサイネージやARなどの整備で、ユニバーサルデザイン対応を図る。

4. 呉の歴史や産業技術・平和を伝える

呉のものづくりの歴史と、その礎となった科学技術の素晴らしさ、戦争の悲惨さ・平和の大切さを伝える。

5. 社会的・地域的課題に対応

街づくりや産業活性化、地球温暖化対策(カーボンニュートラル等)やSDGsなどの課題に対応し、館内ではこれらの取組を公表。発展に寄与する博物館を目指す。

区切り

リニューアルの具体的な例としては、現在 大和ミュージアム内にある「大和シアター」はスクリーンや固定椅子を撤去し200名程度が利用可能な多目的スペースとして整備。

また、エントランスホールの刷新(大型LEDビジョンの設置、授乳室・救護室の設置など)、ミュージアムショップを屋外レンガパークに移設(ミュージアムショップ棟の建設)し混雑回避。

展示機能の強化として、ウォールケースを導入して大型資料を公開できるスペースを確保する…など。

リニューアルオープンは開館20周年(2025年)の年が当初予定されていましたが、スケジュールが見直されており令和7年度中に工事を終え令和8年度はじめ(2026年4月)の予定となっています。※2024年4月発表資料による

これに伴い、2025年2月中旬~2026年3月末まで大和ミュージアムは休館となる予定。

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