公開:2019/05/20 伊藤 みさ │更新:2019/05/20
福山・鞆の浦で全国初!グリスロ潮待ちタクシー、生活や観光の足に
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2019年4月より広島県福山市鞆の浦エリアで「グリスロ潮待ちタクシー」がスタート。ゴルフカートのようなミニタクシーで細い路地でも移動しやすく、料金は通常のタクシー料金と同等とのこと。
広島県福山市鞆の浦エリアで、全国初のグリーンスローモビリティを使用したタクシー事業が2019年4月よりスタートしています。
グリーンスローモビリティ(グリスロ)とは、時速20km未満で公道を走ることができる4人乗り以上の電動モビリティ(乗り物)で、ゴルフ場で移動する際に利用するカートのようなミニタクシーです。
地域が抱える様々な交通の課題や低炭素型交通の確立が期待できるものとして、国土交通省が主体となり各地で2018年に実証調査。
福島(いわき)・三重(東員町)・岡山(備前市)・広島(鞆の浦)・熊本(天草市)で実施した結果、広島県福山市鞆の浦では調査期間中に1071人が乗車し、住民の7割が導入を希望したことなどから、
福山市に本社を置くアサヒタクシーが全国初のグリスロを用いたタクシー事業「グリスロ潮待ちタクシー」を開始。
地元の方が利用する「生活交通」のほか、観光向けにも利用可能となっています。
グリスロ潮待ちタクシーの利用方法
グリスロ潮待ちタクシーは、アサヒタクシーの通常のタクシー料金と同額で利用可能で、電話予約で受付るとのこと。
車体は4人乗りで、初乗り630円。距離により料金が変わる。運行エリアはおおよそ、鞆の浦にあるアサヒタクシーの営業所を中心とし観光客も多く訪れる沿岸エリア。
Photo / グリスロ潮待ちタクシーパンフレット
鞆の浦には、車の離合に苦労するような狭小な道路も多く、それによって渋滞が起こることも。また、狭く急な坂道も多いため、徒歩で散策する場合も高齢者などには負担がありました。
グリスロは、そういった問題を解消できるコンパクトな車両のため、路地も難なく走行可能。観光や生活の足として、心強い存在になりそうです。
なお、4人乗り貸切(30分ごと2450円)で観光利用も可能。
福山市長の会見(4月15日)によると、実証実験に協力した鞆鉄道もグリスロを用いたバスの事業化に向けて準備を行っているとのこと。鞆の浦での導入を皮切りに、様々な場所でグリスロが普及していくかもしれません。
実証実験では、利用者からドライバーとの会話や乗客同士などコミュニケーションに対して評価が高く、ゆっくりと走るグリスロでは車内のほかすれ違う人との挨拶も増えたとの声もあり、ドライバーは利用者に喜んでもらえることでやりがいを感じるという声もあったそう。
グリスロ潮待ちタクシーの利用時間は9時~18時。配車・問合せは、0120-933-662 アサヒタクシーまで。
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