アルパーク東棟・西棟を売却、どうなる今後のアルパーク
2019年5月31日でアルパークの東棟・西棟が売却される。以降は三井不動産から運営が変わるが、当面は営業は続けられる見込み。オープンから約30年、これからのアルパークはどうなっていく?!
広島市西区の大型ショッピングモール「アルパーク」の東棟と西棟が、2019年5月末で売却される。
アルパークは、広島西エリアの中核的な商業施設として運営されてきましたが、同エリアにはここ数年で続々と大型の複合商業施設が開業しており売上も低下していた。
広島西エリアで近年開業した施設は、
- ゆめタウン廿日市(2016年6月)
- LECT レクト(2017年4月)
- ジ アウトレット広島(2018年4月)
があり、アルパークは2014年から2017年にかけて3度のリニューアルを行っているが、ゆめタウン廿日市の開業以降は売上が下がり続けている。
三井不動産フロンティアリートマネジメントはアルパーク東棟・西棟の売却について、築年数経過による施設の維持費やコストの増加なども踏まえ、
将来的にキャッシュフローが落ちていく可能性が高いため、継続保有をするよりも早期譲渡によって将来リスクを排除することが望ましいと決断。
アルパーク東棟・西棟、当面は譲渡先が営業継続
売却が行われるのは、アルパーク東棟の土地・建物の両方で、売却価格は38億円。売却後の譲渡損益は約-9億円とのこと。(追記:当初は東棟の売却のみ明らかになっていましたが、後に西棟も売却することが判明した。)
譲渡先の会社名は非公開となっていますが、2019年5月31日で譲渡が完了。以降は、当面は譲渡先がアルパーク東棟の営業を継続していく意向とのこと。
1990年4月に誕生したアルパーク東棟・西棟も、来年で30年。
東棟のリニューアルではデジタルアートを取り入れるなど、時代の変化に応じた改装も行われていました。
運営が変わる2019年6月以降のアルパークの展開にも、注目していきたい。
【追記】アルパーク運営は、三井不動産から大和ハウス工業へ
三井不動産フロンティアリートマネジメントが運営するアルパークの西棟・東棟の売却先は、大和ハウス工業であると各メディアで報道されました。
当初、三井不動産が売却するのはアルパークの東棟のみが報じられていましたが、西棟も併せて売却することが判明。東棟・西棟ともに、2019年6月以降はダイワハウス工業が引き続きアルパークを運営していく。
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