公開:2025/08/06 伊藤 みさ │更新:2025/08/06
被爆80年目の夏 広島・とうろう流し、参加方法は3つ
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平和公園(広島市中区)で2025年8月6日に「とうろう流し」が行われます。原爆犠牲者への慰霊と世界平和への祈りを「とうろう」にのせて流す。夜がメインですが、参加方法は3種類。いつでもOKのものもあり
原爆投下から80年目を迎えた広島県広島市では2025年8月6日の朝、
平和記念公園にて平和記念式典 並びに広島市原爆死没者慰霊式が行われました。
6日の夕方18時からは元安川で「とうろう流し」が行われ、多くの人々が平和への願いを込めて灯籠を川へ流します。
灯篭流しは、原爆の犠牲者を悼むため、1947年頃に遺族や市民が手作りの灯籠を川に流したことが始まりとされています。当時は、灯籠には亡くなった方の名前や、流す人自身の名前を書いて流していました。
現在では、国内外から平和公園を訪れる人々が「平和への祈り」を込めメッセージを書いた灯籠を流しています。その様子は広島の夏の風物詩であり、犠牲者の追悼と世界平和を願う時間です。
とうろう流しは平和公園内の「親水テラス」にて行われるもののほか、広島に行けなくても参加できる「オンライン灯ろう流し」もあります。
2025年8月6日 とうろう流し
2025年8月6日に原爆ドームの対岸「親水テラス」で行われます。
受付は朝からスタートしており、2種類の方法でとうろう流しに参加できます。

- 日時
- 2025年8月6日 6時30分~21時まで親水テラスからとうろうを流す
- 販売
- 原爆ドームの対岸にて、とうろう1基1000円で販売(販売は20時30分まで/又は売り切れるまで)
- 備考
- ①【委託流灯】色紙を主催者に預けると、代わりに流灯船または護岸から流してくれます。
②【手流し流灯】18時~自分の手で護岸から流すことができる。色紙を持って列に並ぶと流灯場所でスタッフが台とロウソクをつけてくれる。
オンラインとうろう流しとは
「灯ろうに込めるメッセージ」と題して2015年からスタートしたプロジェクト。
参加者のことばが灯ろう流し会場のほか、広島の施設やまち中のデジタルサイネージに投影されます。
表示されるデジタルサイネージは、広島銀行本社ビル・紙屋町シャレオ西通り・ホテルインターゲート広島ほか
実施期間は2025年7月30日~8月9日まで。詳細・参加は公式サイトから確認できます。
とうろう流しミュージックセレモニー(音楽奉献)
同日、元安川の親水護岸(原爆ドームの対岸)にて音楽奉献「とうろう流しミュージックセレモニー」が18時頃~21時まで開催されます。
趣旨に賛同して集まったジャンルを超えて集まった音楽家たちが、箏や篠笛・クラリネット・キーボード・シンセサイザーなどで、とうろう流しのBGMを奏でる。

2025年8月6日は気象庁より「熱中症警戒アラート」が発表されています。
夜になると多少暑さは和らぐものの、厳しい暑さは続きます。体調管理にご注意ください。
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