公開:2024/09/06 伊藤 みさ │更新:2024/09/08
探検クルーズ船「ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューション」が広島入港
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- 広島ニュース
探検クルーズ船、ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューションが広島・宇品に入港。耐氷・耐波性能に優れた極地探検クルーズ船だが、波の穏やかな瀬戸内もゆったりと航行していました
ネイビーの船体に黄色のラインが印象的な客船、ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューションが2024年9月6日に宇品外貿第5バース(広島市南区)に入港しました。
これまでの豪華客船と比べると「ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューション」は船首の形がとても特徴的!
クルーズ客船の多くは、船首が三角に尖っているものが多いですが、この客船の船首は丸みを帯びています。
遠くにいるのを見ると余計に丸っこく見える
この独特の形状は耐氷・耐波性能に優れた船首形状「X-Bow」が採用されているため。氷の張った南極でも航海可能で、あらゆる海象条件に対応できる最新鋭の極地探検クルーズ客船です。
船のサイズも定員も多くはないが、乗客に特別な体験を贈る客船
ナショナルジオグラフィックは世界で最も読まれている雑誌の1つと言われる、アメリカの大手雑誌として知られていますが、その名が付いたクルーズ船があるとは知りませんでした!
National Geographic Resolution(ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューション)とは
この客船はリンドブラッド・エクスペディションズ・ホールディングス株式会社が所有するもので2021年就航。
リンドブラッド・エクスペディションズは南極・北極・ガラパゴスなどの地理的・文化的に希少価値の高い観光地向けに、アドベンチャークルーズ等を提供。
ナショナルジオグラフィックは「地理学の知識の向上と普及」を目的に設立された協会で、その会員誌として創刊されたものが今の月刊誌の原型。
オールカラーの絵画的な雑誌として知られ、地理学にはじまり、文化・自然・科学・技術などあらゆる分野をカバー。現在では世界各地で地域のローカル版(現地言語版)が発行されています。
両者は2004年に提携を開始し、自然豊かな場所への没入型旅行を企画。
ほとんどの旅にナショナルジオグラフィックの専門家が同行するというユニークな旅を提供しています。旅の中で専門家たちはゲストスピーカーとなり、乗客は知識を深めながらその土地を楽しめます。
あ、テラスにハンモック…いいな
クルーズ船「ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューション」では、顕微鏡・水中聴音器・遠隔操作型無人探査機(ROV)などのツールを備え外洋を航行。
船上に設けられているドーム型でガラス張りの「イグルー」から海や空も楽しむことも。
船体の全長は124.4m、総トン数12000トン、乗客定員は126名。
日本でのツアーは、日本の沿岸部を巡りながら文化や歴史、芸術的伝統の探求へと向かう旅が、公式サイトにて紹介されていました。
広島では、満潮を迎える頃に宮島沖にて大鳥居や厳島神社など宮島を眺め宇品へと向かっていました。
以下の動画は、広島湾をゆっくり航行しながら宇品へ向かう「ナショナル・ジオグラフィック・レゾリューション」の様子。
宇品外貿第5バースに2024年9月6日13時に入港。しばらく停泊したのち、ナショナルジオグラフィックレゾリューションは同日18時に宇和島へ向け出港します。
今年度、ナショナルジオグラフィックレゾリューションの広島への入港は 2024年9月24日13時(9月24日20時出港)が予定されています。
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