宮島 厳島神社、海に浮かぶ朱の社へ!
広島・宮島観光の人気スポット、厳島神社。神社内の様子や海に浮かぶ回廊、夕日に照らされる美しい大鳥居や厳島神社のおすすめの風景、満潮干潮の時刻を調べる方法などをご紹介します。
広島県廿日市市 宮島。この地を代表する 観光名所としてやはり外せないのが 厳島神社。
厳島神社は 推古天皇元年(593年)に創建され、その後の久安2年(1146年)に 時の権力者となった 平清盛が現在のような姿に増設。平安時代の高位貴族住宅の様式である 寝殿造りを今に伝えるこの社は、
満潮の時には回廊のすぐ下まで水位が上がってくるため海に浮かぶような姿が特徴的。鮮やかな朱塗りの社殿や回廊はとても美しい。
また潮位が低い時には、大鳥居のそばまで歩いて行くことが出来ます。
ここに沈む夕日や、オレンジ色に染まる夕焼けに見とれる観光客はとても多く、宮島の人気風景の1つです。
厳島神社の神様は 三女神(さんひめ)と呼ばれる女性の神様「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・田心姫命(たごりひめのみこと)・湍津姫命(たぎつひめのみこと)が祀られているそう。このため三女神を慰め奉る神事、管絃祭では 管絃船が三隻出ます。
宮島の神様は女性、という事は地元広島では特によく知られており「厳島神社の後ろにそびえる山の形は 観音様の寝姿」に見えるのですが、気づくともうそれにしか見えなくなります。
厳島神社を参拝するなら お守りは「御神衣守」を
以下の動画は、厳島神社の回廊を歩いた様子。
厳島神社ならではの特別なお守りには、御神衣守(ごしんいまもり)という 白いお守り(初穂料1200円)があります。(そのほか 開運/厄よけ/縁結び/学業成就などのお守りも)
御神衣守 とは「神様の衣装(の一部)」をお守りの中に入れたもので、神様が身にまとっていた衣装(御神衣)には神秘的な霊力が宿っていると言われ、昔から【身体健康】【病気平癒】【長寿】のお守りとして大切にされているそうです。
また、
- 平清盛が厚い信仰を寄せ 平家一門が繁栄した(大河ドラマでは安産祈願でも参拝してました)
- 厳島の戦いで勝利した 毛利元就がここを支配下に置いた
- 天下統一を目前にした豊臣秀吉も参詣した
などなどの言い伝えがある事から、「必勝祈願」で参拝する人も多く 広島の甲子園出場校が必勝祈願で 厳島神社を参拝する風景もよく目にします。(ちなみに、カープの必勝祈願は広島護国神社。)
厳島神社の建築美は様々な書籍やサイトで賞賛されており 海や山、鳥居、五重塔など周りの風景とあわせて見ても美しい。
本殿中央から海にせり出す「平舞台」は大鳥居とのフォトポイント。
平舞台より一段高くなっている正方形の台は「高舞台」。ここでは 平清盛によって京の都から宮島に伝えられた 舞楽(ぶらく)が披露されたりします。
祈祷は個人の場合 祈祷料は3000円から(団体なら20名以下で2万円、20名以上で一人あたり1000円以上)とのこと。
この他、重要文化財に指定されている 国内唯一の「海に浮かぶ 能舞台」や反橋(そりばし) など見どころたくさん。[夕暮れ時から 宮島を楽しむ為の特選 画像12枚 ]
干潮の時には宮島のシンボルである 大鳥居の下まで歩いて行けます。 高さ約16m(奈良の大仏とほぼ同じ大きさ)、重量約60t が自分の重さだけで海底にそびえ立つ姿を間近でご覧になってみては。
ちなみに、潮位100cm以下になると、鳥居まで歩いて行けるといわれています。逆に、厳島神社が海に浮かんで見えるのは、潮位250cm以上。
満潮・干潮の時刻については、海上保安庁のホームページで参照下さい。
▼宮島 厳島神社
住所:広島県廿日市市宮島町1-1
拝観料(初穂料):大人300円、高校生200円、小中学生100円
拝観時間(昇殿時間):6時30分から18時(季節によって17時の場合もあり)
社務所 電話番号:0829-44-2020
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