インフルエンザ 広島で2019-2020流行入りを発表
2019-2020シーズンも、インフルエンザの季節がやってきました。流行のピークは例年1月末~2月上旬頃ですが、今年は流行入りが昨年より7週間も早い!予防法や、かかってしまった時の注意点をまとめ
広島県感染症・疾病管理センターが、2019年10月31日に県内の「インフルエンザの流行入り」を発表しています。
毎年11月末~12月にかけて流行しはじめ、年をまたいで1月末~2月上旬頃にピークを迎える感染症「インフルエンザ」。
広島県内では、昨シーズンは12月20日頃に「流行入り」が発表されましたが、今シーズンはそれよりも7週間も早い流行入り。
広島県感染症・疾病管理センター(ひろしまCDC)が発表している県内の発生状況によると、10月21日~27日までの週に定点医療機関(県が指定した医療機関)からのインフルエンザ報告患者数が定点辺り1.36(報告患者数156人)となり、
「流行」の目安としている1.0を上回ったため、流行入りとなりました。現時点では県内東部・北部エリアに患者数が多い傾向のようです。
また、広島では県と医療機関による調査で一定の報告数に達し次第「インフルエンザ警報」が毎年発令されています。
例年1月~2月にかけて発せられることが多く、11月・12月時点はまだ油断しがちですが、秋~冬へと季節が移る中、気温の変化や年末にかけての多忙さで体調を崩しやすい時期でもあるので注意が必要です。
インフルエンザの症状・感染経路・予防法
インフルエンザは「インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症」。
主な感染経路は咳・くしゃみ・会話などによる「飛沫感染(ひまつかんせん)」で、その他は飛沫の付着物に触れた手指を介した「接触感染」も。
このため、咳やくしゃみが出る場合は「咳エチケット(ティッシュやハンカチで口を覆う)」「マスク着用」のほか、手洗い・うがいといった基本的な予防法が重要となります。
くしゃみ・咳は「咳エチケット」を
症状は発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などにはじまり、鼻水・咳なども。(参考:国立感染症研究所)
インフルエンザ、もし自分や家族がかかったら?
広島県が発表している「インフルエンザ 自宅で療養するときのポイント」には、以下のように紹介されています。
- できるだけ、個室で安静にして過ごす。
- インフルエンザウイルスは「高い温度」と「高い湿度」を嫌う。このため、部屋を乾燥させないよう湿らせたタオルをハンガーにかけたり、加湿器などで適当な湿度(50~60%)を保つ。
- 部屋の換気を時々行い、部屋内のウイルス濃度が薄まるように心がけ。
- 家の中でも「咳エチケット」
- 使ったティッシュはひとまとめにして密封し、焼却可能なごみとして捨てられるようにしておく。
- こまめに水分を補給する
- 家族はできるだけ患者とは別の場所で食事をとるように
- タオルなどは患者と共用しない(洗濯や食器洗いは分ける必要なし)
- 熱が下がっても2日間は要注意
など。このほか詳しくは資料をご確認ください。
もともと健康な人であれば、大多数は1週間程度で回復するが、喘息などの慢性呼吸器疾患のある人やお年寄り・小児・妊婦などが感染すると重症化することもあるといわれています。ご注意下さい。
ワクチン接種(予防接種)は、かかりつけ医で相談を。かかりつけ医で接種できない場合は「救急医療NET HIROSHIMA」をチェック。
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