この世界の片隅に 映画化決定!過去最高支援額あつまる
マンガ「この世界の片隅に」が長年の準備期間を経て、クラウドファンディング国内最高記録を残して映画化が正式に決定しました。
第二次世界大戦中の 広島県呉市を舞台にしたマンガ、
この世界の片隅に がついに2016年秋に全国の劇場にて公開される事が決定しました。
Photo by @konosekai_movie
この世界の片隅に は、広島出身の漫画家・こうの史代さん原作のマンガで第13回文化庁メディア芸術祭では優秀賞を受賞。
2011年には北川景子さん主演で終戦記念スペシャルドラマとして放送。翌2012年には映画化する事を決め、片渕須直監督らがシナリオ・絵コンテを制作するなど準備を進めてきました。
今年3月から82日間、クラウドファンディングプロジェクト「Makuake(マクアケ)」にて2000万円を目標に支援を募集したところ 目標を大きく上回る3622万4000円が集まった事で正式に「この世界の片隅に 制作委員会」が発足となりました。
この支援は日本国内・映画作品のクラウドファンディング調達額としては国内市場最高を記録したとのこと。
この世界の片隅に あらすじ
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。見知らぬ若者の妻になるために、20キロ離れた町・呉に嫁ぐ。ときに昭和19(1944)年。18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。
劇場アニメ「この世界の片隅に」の片渕監督は、今ではほとんどの人が直接体験したものではなくなってしまった “戦時中の生活” を映画を観るひとがリアルに感じ取れるようにと何度も呉をおとずれて徹底的にリサーチ。
映画の中で、空襲や原爆で失われてしまった呉や広島の風景を蘇らせます。
多くの支援者によって実現される劇場アニメ「この世界の片隅に」。公開は2016年秋の予定。
また、2015年6月27・28日の2日間、広島JMSアステールプラザにて「広島ゆかりの作家 作品展」にこの作品の展示も行われ 28日には片渕監督によるアニメーション映画化記念トークショーも実施予定です。
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