公開:2009/07/19 伊藤 みさ │更新:2021/09/19
しゃもじ のお店 杓子の家、広島宮島の伝統は 贈り物にも!
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- 廿日市市 スポット 観光
宮島のお土産、縁起物として知られる「しゃもじ」の専門店、杓子の家。なぜ宮島でしゃもじが有名なのか?などいろんなことをおしえてもらいました。店頭で話しかけてみるといろんなお話が聞けます
しゃもじ と言えば、広島の高校野球では応援で両手に持ってカチカチ叩いたり、「商売繁盛」「必勝」「夫婦円満」などの文字が書かれてお土産になっていたり、広島のプロスポーツチームが必勝祈願で訪れて、人の大きさほどのしゃもじを掲げていたり・・・と
しゃもじと宮島はセット という感じのイメージはありましたが、詳しくは知らなかった筆者。でもよくよく考えると、なぜしゃもじ・・・?
「え、そんなことも知らないの!!?」と、いろいろ教えてくれたのが、杓子の家 の店頭に立っておられたおかあさん。
フラっと立ち寄った「杓子の家」は宮島の表参道商店街にあるしゃもじのお店で、小さいものから大きなものまで、実に沢山の杓文字が取りそろえられています。
宮島「杓子の家」で聞いた、しゃもじの “いろは”
しゃもじ の形は、琵琶の形。その昔、宮島の光明院の修行僧が「宮島には主な産業がない」と気づき、島民たちに宮島の島内で仕事が出来るようにと
弁天様がもつ琵琶と形が似たしゃもじを宮島参拝のお土産 ものとして売り出したらどうだろうか?と、島民に勧めたことが始まりなのだそうです。初めは裏山などの木の切れ端などを使って作っていたそう。
店内で見せていただいた写真
また、しゃもじはその用途から「飯 取る」=「相手をメシとる」とか「すくいあげる」などと言われ、縁起物として親しまれています。
結婚式のファーストバイトに「夫婦円満」と書かれた大きなしゃもじを使用する、なんていうのは広島の結婚式あるあるです。
ちなみにこちらのご主人はカープの熱狂的ファンなのだそうで、お店にはたくさんの選手・監督らのサインが入ったしゃもじが飾ってありました(非売品)。
縁起物として飾る用のものが多いですが、小さなストラップ型のものや、切手が貼ってあるしゃもじまで。(そのまま送れるそう)
希望の文字をその場で書いてくれるサービスもあるそうですよ。
杓子の家ではしゃもじのほか、宮島土鈴 (どれい)や 張り子 (ペーパークラフト)も販売。全国的にも有名な方の作品もあり、これを求めてコレクターがやってくるのだとか。
写真左:宮島土鈴 / 写真右:張り子
杓子の家 | |
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住所 | 広島県廿日市市宮島町488 |
営業時間 | 10時~16時30分 |
問い合わせ | 0829-44-0084 |
定休日 | 水曜日 |
周辺 | 宮島グルメ / 宮島スポット / 周辺おでかけマップ |
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