公開:2021/11/22 Mika Itoh │更新:2023/12/13
宮島の最北端!海の中に立つ石灯篭「聖崎灯台」と蓬莱岩は、神秘的なスポット
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- 廿日市市 スポット 観光
宮島の最北端の岬「聖崎」には神秘的な伝説があります。また聖崎の沖には、石灯篭型の灯台「聖崎灯台」が海の中に静かに佇む不思議な風景があります。
宮島の観光エリアからは少し離れた島の最北端には、海の中にポツンと立っている石灯篭があります。
大野瀬戸の端、広島方面へとのびる聖崎(ひじりざき)という岬が宮島の最北端にあるのですが、聖崎灯台はそのさらに先の海中に立っています。
宮島の最北端「聖崎」と聖崎灯台
なぜ海の中に灯篭があるのだろうと以前から気になっていたのですが、この石灯篭は聖崎灯台(ひじりざきとうだい)と言うもので、古くからある灯篭型の灯台。
豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」と聖崎灯台
今でも現役で、夜になると明かりが灯るのだそうです。
後ろに見える島が、宮島
宮島フェリーからは見えない位置にありますが、マリーナホップから宮島に向かう高速船や、瀬戸内海クルーズシップ「銀河」などからは見ることが出来ます。
聖崎灯台、太陽光発電で今も現役稼働中
クルーズシップ 銀河のホームページでは、聖崎灯台について以下のように解説されています。
聖崎灯台とは
宮島の北端にある聖崎灯台は海中に建つ古い灯篭型灯台です。対岸地御前の人によって毎日点灯されていました(1844年建立)。現在は外観はそのままに、太陽光発電になっています。 銀河HP
聖崎灯台の足元を見てみると、たしかに太陽光発電用のソーラーパネルらしきものがあります。
暗い時間に見たことがなかったので気づきませんでしたが、今でも夜にはあかりを照らして海の安全を守っているようです。
聖崎灯台のそばにある「蓬莱岩」には伝説も
ちなみに、聖崎灯台のすぐそばには蓬莱岩(ほうらいいわ)と呼ばれている小さな岩山があります。
少し角度を変えてみると、岩山は2つあるのが分かります。
宮島観光協会によると、聖崎の「蓬莱岩」には不老不死の薬があるという伝説があったり、1~2月には蓬莱岩の周りに蜃気楼が現れて幻想的な雰囲気になるという話も。
聖崎と蓬莱岩は、神秘的なスポットなのですね。
ちなみに、蓬莱岩はもともと宮島の北にある岬・聖崎(ひじりざき)の一部だったようです。
銀河を利用する際や、マリーナホップ桟橋などから高速船を使って宮島に渡る時は聖崎を横切るので、ぜひ海に浮かぶ灯篭型灯台「聖崎灯台」と「蓬莱岩」をチェックしてみてくださいね。
灯台と灯標の違い
灯台は、港など陸を目指す船がなるべく遠くから見えるように岬など高い場所に設置されていることが多く、強い光を放っています。内部には階段などが配置された塔状建物となっています。
灯標は、海の中にある岩場や浅瀬に設置されたもので、航行中の船が見えにくい岩や浅瀬に乗り上げないよう、明かりで知らせる為に立てられています。
ちなみに、航海のコースの目印となるために配置されている灯浮標(とうふひょう)というものもあり、こちらは立てずに浮いています。
灯浮標は潮の流れで移動してしまわないように、チェーンに繋がれた錘(おもり)を海底に沈めているのだそうです。
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