公開:2014/11/23 Mika Itoh │更新:2014/11/24
広島県ドクターヘリ、空からの救命救急!平均出動回数は月40回
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広島県でも2013年5月から活躍中のドクターヘリ。広島県のドクターヘリは中日本航空が運行受託しており、広島ヘリポートから出動しています。
広島県でも2013年5月から活躍中のドクターヘリ。広島県のドクターヘリは中日本航空が運行受託しており、広島ヘリポートから出動しています。
このヘリポート(広島市西区観音)はもともと、初代の広島空港(1961年~)として使用されていた場所。
1993年に新しい広島空港が三原に誕生し、広島市の空港は広島西飛行場となりました。その後、定期航空路線が全廃したため廃港になり、2012年から広島ヘリポートとして使用されています。
ドクターヘリは、救急で現場に向かう事が出来る救命治療の専用ヘリコプター。救急車などに比べると、あまり身近ではないイメージがありますが、
実は広島県でドクターヘリが導入された2013年に月平均で33回、2014年には月平均で40回も出動しています。毎月、1日に1回以上はドクターヘリが飛んでおり、大活躍しているのだそうです。
ドクターヘリの費用や出動要請は?
広島県では、広島大学病院がドクターヘリの基地病院(※1)となっていて、県立広島病院が協力病院となっています。
気になるのは、どういったケースがドクターヘリ出動の対象になって、出動してもらった場合、どれくらいの費用がかかるのか?というところ。
ドクターヘリがカバーするのは、災害時などを除いて基本的に広島県内全域が対象。県内ならどこでも、ほぼ30分でカバーできるのだとか。
以下は、遊覧飛行の取材で広島ヘリポートに訪れた時に、ヘリポートへ帰ってきたドクターヘリの様子。
ドクターヘリは個人で呼ぶことは出来ず、消防機関の判断によって出動要請が行われます。また、ドクターヘリが助けに来てくれた場合、救急車と同じように搬送料金を請求されることは無いとのこと。
広島県ドクターヘリは6人乗りで、操縦士と整備士が1人ずつ、医師と看護師が1人ずつ乗り、患者は基本1人(多くて2人)を乗せることが出来る。
基本的には、付き人は同乗することは出来ないようですが、患者の状態によっては操縦士または医師の判断で、付き人1人まで同乗させることがあるとのこと。
山間部や離島に住む人など、これまで緊急時にすぐ病院への搬送が難しかった地域の人たちにとっても、ドクターヘリの存在は大きいものとなっているようです。
※1:基地病院とは、ドクターヘリ事業全体に対する責任を持つことができる体制を有する、運航会社と緊密な連携を取ることができる一つの医療機関 (参考)
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