電動キックボードLUUP（ループ）広島県でシェアリングサービス開始

公開：2023/07/26 伊藤みさ │更新：2023/07/28

広島県広島市にて、電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP（ループ）」の提供が2023年7月31日よりスタートします。

電動キックボードLUUP（ループ）シェア開始へ、広島県初

ループは、街の中に「ポート」と呼ばれるハブを設置し、電動アシスト自転車や電動キックボードをシェア（レンタル：貸し出し）して気軽に街なかを移動できる手段を提供するサービス。

サービスを提供する株式会社Luupによると、広島県内でこのようなサービスの導入はLUUPが初。（2023年7月時点、私有地内での実証実験を除き広島で「電動キックボード」を取り扱うシェアサービスとして）

広島市は徒歩で移動するには駅と市街地が離れていることや、市民の足であるバスや路面電車での移動が観光・ビジネスで訪れた人にとっては利用ハードルが高いことから、

ループのサービスにより、市民をはじめ観光・ビジネスで訪れる人々の移動をより便利で快適にすることを目指す。

また、電動キックボードや電動アシスト自転車は海外で普及しており、広島市を訪れる外国人観光客の移動もまたスムーズになると考えられています。

ループの利用にはまず専用アプリをダウンロードし会員登録が必要。

さらに電動キックボードを利用する場合は、アカウント設定画面から『年齢確認書類の提出』と『交通ルールテストの受験』を受ける必要があります。

Luup 電動キックボードの利用方法

その後、利用を開始したいポートを探して現地に設置してある電動キックボードで利用開始。返却は街に設置されているポートへ。市内約40か所（随時拡大予定）にポートが設置されます。

利用料金は基本料金税込50円、時間料金1分あたり税込15円。

車両台数は電動キックボード、電動アシスト自転車ともに30台ずつ。（随時拡大予定）対人対物・利用者自身のけがに対する保険も加入済。（保険料は利用料に含まれる）

Luup 電動キックボードのポイント

また、ループはサービス開始日初日に電動キックボードの安全講習会の開催を予定しています。

ループは利用開始日となる2023年7月31日にひろしまゲートパークにて安全講習会を開催。

当日は電動キックボードの正しい交通ルールのレクチャーや安全な走行方法を伝え、実際に所定エリア内で試乗することができる。

事前の申し込みは不要で、ゲートパークプラザの大屋根ひろばにて13時半〜15時まで講習会を開催。時間内に会場に行くことで参加できる。参加者にはLUUPのアプリで使用できる初回ライド無料クーポンが配布される予定となっています。

マイクロモビリティで移動が快適になることは喜ばしいのですが、一方で危険運転や交通ルール違反などは大丈夫なのか、同じ車道を走る自動車のドライバーからすると少し不安な面も。

2023年7月1日には、電動キックボードをはじめとする電動小型モビリティの車両区分を新しく定める改正道路交通法が施行されました。

利用者が正しい交通ルールを理解したうえで安全に活用できれは、便利なアイテムとなりそうです。

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