公開:2023/11/01 Mika Itoh │更新:2024/11/01
大イノコ祭り、広島・袋町公園で古くて新しいお祭り
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- 広島市 中区 スポット 観光
歴史のある伝統のお祭りが新しいスタイルで生まれ変わった、広島の『大イノコ祭り』。袋町公園に祭りのシンボル石動(いするぎ)が設置され、昼から夜にかけて開催されます
広島の秋祭りの1つ「大イノコ祭り」。広島市中区・袋町公園にて「大イノコ祭り」が毎年11月最初の土日で開催されています。
大イノコ祭りは、広島に伝わる「亥の子祭り」を新しいスタイルで復活させたお祭り。2023年で10年目を迎える、古くて新しいお祭りです。
イノコとは
亥の子(いのこ)は、旧暦10月の上の亥の日(いのひ)または、その日に行う年中行事のこと。
“無病のおまじない” から始まり、時代が進むにつれて「秋の収穫祝い」や「イノシシにあやかった多産祈願」の意味などが加わったのだとか。
亥の子大明神は「スサノオノオオカミ」「ホノカグヅチノオオカミ」「コウジンノオオカミ」という3神の総称で、どれも荒ぶる神様たち。
広島の「亥の子祭り」では神様たちが荒れないように、子供たちが歌いながら縄を付けた石を地面に突いて家々を回るという風習がありました。
大イノコ祭りの流れ
復活した大イノコ祭りでは、
- 「亥の子祭り」の精神を受け付いだ イノコ巡行(商売繁盛・五穀豊穣・子孫繁栄を願い子供たちが「いのこ石」をついて商店街を回る)
- 和太鼓の一団が本通りから袋町公園までを演奏しながら練り歩く「お練り」
- 88本の竹の力で大石を吊り上げるという新しい形で生まれ変わった「大イノコ」
- 和太鼓の演奏・振る舞い・餅まきなどを行う奉納行事「祝祭」
などが行われています。
大イノコ祭りのシンボル、石動(いするぎ)
メイン会場となる袋町公園では、長さ13mの孟宗竹という竹88本を円を描くように立て、円の中央に置かれた1.5トンの大石と竹の先端をロープで結び付け、竹の張力で引っ張り吊り上げます。
これが祭りのシンボル、石動(いするぎ)。
その吊り上げられた大石を「亥の子石」に見立て、亥の子歌をうたいながら大地を突く “大イノコ” が行われます。
その後は石動への奉納行事「祝祭」として、和太鼓の演奏や振る舞い・餅まきなどが行われ、
祭りの締めには 水しぶきを浴びながら「大石つき」や「綱切」が行われます。
大イノコ祭り スケジュール
「大イノコ祭り」の例年のスケジュールは以下の通り(※時間や内容はその年によって変わる場合もあります)。
大イノコ祭り 1日目
- 11時00分~ 屋台営業がスタート
- 13時00分~ 亥の子巡行(並木通り・袋町など)
- 15時00分~ 大イノコ
- 18時30分~ 表祝祭(石動への奉納)
- 20時00分~ 大石おろし
大イノコ祭り 2日目
- 11時00分~ 屋台営業がスタート
- 13時00分~ 大イノコ
- 17時40分~ お練り
- 18時00分~ 裏祝祭(石動への奉納)
- 19時00分~ 大石つき、綱切
- 19時30分~ 大石送り
大イノコ祭りに関する問合せは、大イノコ祭りを支える市民の会(082-545-7611)まで。
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