広島 すみよしさん(住吉祭)残り半年の健康を祈願する 広島三大祭
広島市中区住吉町。広島市中心部を流れる本川沿いにある 住吉神社 にて、2011年7月14日と15日に すみよしさん(住吉祭)が行われました。広島三大祭 と呼ばれる住吉祭りの様子などはこちらから。
広島市中区住吉町。広島市中心部を流れる本川沿いにある住吉神社にて、すみよしさん(住吉祭)が2011年7月14日と15日に行われました。
すみよしさん (住吉祭)といえば「広島三大祭り」の1つ。一年の上半年間についた 罪やけがれ、災いを祓い清める為に古くから行われて来た神事。
すみよしさん が行われる日には本殿入り口に 茅の輪(ちのわ)が設置されていてこれを3回くぐってからお祓いをしてもらいます。
これは身体の血の巡りを表していて、茅の輪をくぐると良くなり、体調が整うと言われているのだそうです。
中では神輿が祀られていて、夕方から行われる漕伝馬(こぎでんま)と一緒に 本川から元安川を往復します。
辺りが明るい内(19時頃まで)はまだ人がまばら。カメラ小僧たちも、シャッターチャンスを今か今かと待っています。
社務所に並ぶお守りを眺めていると珍しい「幸せ金運みくじ」を発見しました。おみくじの紙が金色で、なんとも縁起が良さそう。中には学業成就や仕事運などが上がる小さなお守りが入っています。
日が落ちて、潮が満ちて来たら神事の始まり。
夕暮れ時、船が出せる満潮を待っていよいよ漕伝馬に人が乗り込み、神輿が担ぎ込まれいよいよ管絃祭の始まりです。
この頃には住吉神社を参拝する人も多くなり浴衣を着た子ども達がチラホラ。ろうそくにも火が灯されます。
神主さんがボートに乗り、お祓いをすませた大祓人形(おおはらい ひとがた)を本川へ流して清めます。これが夏越人形流し(なごし ひとがたながし)。
これは、広島でも住吉神社のみ と言われる水溶性の人形を使っているので環境にも優しいのでご安心を。
人形に自分の名前と年齢を記入し、全身を撫でてやる。その後に息を吹きかけることで自身の罪や汚れを人形にうつして本川に流す、というもの。
住吉神社の前で人形流しが行われた後、およそ1時間をかけて漕伝馬は平和公園を過ぎた辺りまでを往復します。
15日は満月だった為、陽が落ちた後は水面に映る月光と漕伝馬が神秘的な雰囲気をかもしだしていましたよ。
この他 神社の横では神楽の奉納があり、そばの小道は夜から交通規制がしかれ歩行者天国に。地域の子どもたちが屋台を楽しむ姿などがあり「夏がやってきたな」という感じ。
夏を乗り越え、健康で今年を終えられるような気持ちになる 広島のすみよしさん なのでした。
▼住吉神社
住所:広島県広島市中区住吉町5-10
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