旧広島陸軍被服支廠(出汐倉庫)
広島に今も残る最大の被爆建物、広島陸軍被服支廠 出汐倉庫。赤レンガ造りの建造物としては国内最大級で、旧陸軍の軍服や軍靴、軍帽の製造・修理・保管などが行われていました。
広島陸軍被服支廠(ひろしまりくぐんひふくししょう)出汐倉庫は、広島県広島市南区に残る被爆建物。
広島陸軍被服支廠は住宅や広島皆実高校、広島工業高校(皆実高校から分離独立)と隣接しており、この辺りを歩くと狭い路地に赤レンガ造りの巨大倉庫が現れる印象的な建物。
この建物は、旧陸軍の軍服や軍靴、軍帽の製造・修理・保管などを行っていた倉庫群。1棟は全長約500m近くあり、レンガ造り建造物としては国内最大級。
現在、広島陸軍被服支廠 出汐倉庫は4棟のみが保存し残されていますが、もともとは13棟あったと言われています。
旧陸軍被服支廠倉庫は1945年8月6日、爆心地から約2.6kmのところで被爆。爆風で屋根に大きな損傷を受けるも、焼け落ちることはなかったため、臨時の救護所として使用されました。
次々と運ばれてくる被爆者を受け入れたが、そのほとんどが力尽き亡くなっていったという。
建物内部の見学は出来ないが、外観は市道から間近に見ることができる。しかし、市道はかなり細く駐車スペースは無い。
また耐震強度が不十分であること等から、広島県は管理するうちの2棟を解体する方針をまとめたが、市民から反対の声も出ている。
なお、敷地内(※建物内はNG)に入って見学したい場合は、広島県庁へ見学申請をして門のカギを借りれば可能(事前申込が必要)。
旧広島陸軍被服支廠 施設概要
名称 | 旧広島陸軍被服支廠(出汐倉庫) |
---|---|
住所 | 広島県広島市南区出汐二丁目4-60 |
見学 | 外観は間近からいつでも可能。敷地内見学は広島県財産管理課まで |
TEL | 082-513-2305 |
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2020.07.18 [writer]Mika Itoh