平和大橋と平和大橋歩道橋
広島市の都心部と平和記念公園を繋ぐ「平和大橋と平和大橋歩道橋」。平和公園を訪れる導線の一つだが通行量の多さに対して歩道の道幅が狭かったことから、平和大橋に隣接する「平和大橋歩道橋」が造られた
広島平和記念公園・平和記念資料館の東側を流れる元安川に、広島市都心部と平和公園とをつなぐ「平和大橋」が架かっています。
平和公園と資料館、平和大橋の写真。こちらは歩道橋が架けられる前、2011年フラワーフェスティバル開催時の様子
平和大橋は世界的に著名な彫刻家 イサム・ノグチ氏がデザインした欄干を持つ橋ですが、近年増え続ける平和公園・資料館への観光客に対して歩道部分の狭さや耐震性を理由に、
平和大橋に沿うよう、上流側に新たに架けられたのが「平和大橋歩道橋」です。2019年3月に完成・共用開始となっています。
以前の平和大橋の様子
以前の平和大橋(平和公園側から撮影)
以前の平和大橋の歩道橋は、歩行者が2人並んで歩くといっぱいくらいの幅。ここを地元生活者の歩行者・自転車ほか、観光客が詰めかけるとかなり狭く混雑していました。
この独創的な欄干のデザインは、日本とアメリカの二つの祖国を持つ日系アメリカ人の彫刻家イサム・ノグチ氏のデザイン。1952年(昭和27年)3月に橋が完成しました。
平和大橋歩道橋の工事の様子
2019年3月、平和大橋歩道橋が完成
平和大橋の北側(上流側)に、幅の広い歩道橋が完成しました。
いずれも平和記念公園側から撮影したもの
幅は5.7mで、舗装の色で自転車と歩行者の通行空間が分けられています。歩行者も自転車もゆったり。夜間は欄干を照らす照明も設置されています。
平和大橋歩道橋の欄干
平和大橋歩道橋の開通と共に平和大橋の歩道部分は廃止され、自動車の通行空間が広く確保されました。
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