野球のマジック計算方法って?25年前のカープのエース・北別府学さんに聞いてみた!
マジックが点灯してからも勢いが止まらない広島カープ。しかし分かりにくい「マジックの計算方法」…。カープの黄金期を知るOB・北別府学さんに野球のマジックについて伺いました!
広島カープの優勝が、いよいよ目前となってきました。日に日に優勝への現実味を帯びてきて、なんだかドキドキしてきました。
野球の「マジック」について、北別府さんに伺ってみました!
カープにマジックが点灯し始めてから、ものすごいスピードでマジック数が減っているため、気持ちが追い付いつかずにフワフワしているファンも少なくないと思いますが、
この一気に減っていく野球の「マジック」とは、一体どのように計算されていのでしょうか?マジックの計算方法について「よくわからない」という方は、筆者を含め意外に多いようです。
気になる『マジックの計算方法』について、かつてカープをリーグ優勝に導いた当時のエース・北別府学さんに聞いてみました。
北別府学さんに聞く「マジックとは?」
「マジックナンバーが点灯する」と言いますが、このタイミングは「2位以下のチームが自力優勝できなくなる」という状態になった時です。
自力優勝の可能性ゼロとは、仮にそのチームが(残りの試合を)全勝しても勝率で優勝に届かなくなるという意味です。
そして、マジックナンバーはその数だけ勝てば必ず優勝するという数字です。
点灯したチームが1つ勝つと、マジックが1つ減ります。
ただし、対象チームが1つ負けると(点灯チームのマジックが)1つ減りますので、実際のマジック数は必要な勝利数よりも通常は大きな数字になります。
対象チームとは、マジックが点灯していないチームのうち、残りを全勝した時に一番勝率が高いチームです。
引き分けの場合は、マジックが1減る場合もあるし、減らない場合もあります。これは勝率が関係してくるため、少し複雑な計算式になります。
優勝へ向かうチームしか味わえないマジックのカウントダウン。25年ぶりに存分に味わってくださいね。
* * *
北別府さん解説を、現在のカープに当てはめてみます。
マジックの考え方を、現在のカープに当てはめてみる
9月2日の時点で、カープは「マジック7」でした。9月3日の試合でカープはヤクルトに負けたため、カープの試合結果ではマジックに変化はありませんが、
対象チームとなる巨人が負けたため【-1】となり、9月3日時点のカープは残り【マジック6】となりました。
カープが勝って【-1】巨人が負け【-1】ていたら、マイナスは合計2となり、マジックは5
という計算になっていた事になります。カープは現在【マジック6】となっていますので、最短で優勝を決める可能性があるのは、9月7日という事になるようです。
9月6・7・8日は本拠地・マツダスタジアムでの試合となっているため、ここで優勝がきまったら最高ですね!
[協力]北別府学さん
北別府学オフィシャルブログ / Facebookページ
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