乙女座、呉市御手洗に残る昔の映画館!
御手洗に1937年に作られた昔なつかしい映画館・乙女座(おとめざ)があります。当時の雰囲気をそのままに、今も中を見学することが出来ます。
乙女座(おとめざ)という、古い映画館が広島県呉市御手洗地区に残っています。
乙女座は1937年(昭和12年)に作られた劇場で、昭和30年くらいまでは映画館として実際に使われていた建物だそう。
外観を見ただけでは何の建物なのか分かりませんが、とても雰囲気があります。上の方には、色褪せた看板が掲げられて「乙女座」の文字が確認できました。
1937年に建てられた当初は、かなりモダンで目を引く建物だったんじゃないでしょうか。映画館として使われなくなった後は、選果場(大長みかんを仕分するための場所)として利用されていたようですが、
住民の要望によって2002年から劇場として復活。映画館としての働きは終えたものの、中には照明や舞台装置などもあるため、現在も現役で劇場として利用されているようです。
演劇などが無い時は、一般開放(※入場料は一般200円)されているため、中を見学することが可能です。
動画で見る大崎下島・御手洗の「乙女座」
乙女座の1階の様子は、以下の動画より。
乙女座には、舞台への花道も
中に入ると、劇場内は畳敷きになっていました。なんだか新鮮です。
観客席部分(畳)から舞台に向けて続く花道が残っていたり、舞台の裏(下)には奈落もあるんだそう。私たちが訪れた時は2012年だったので、
当時 上映中だったこのエリアが舞台となった映画「ももへの手紙」の垂れ幕が、ステージ上に大きく掲げられていました。
以下は、ステージ側から入口方面を見たところ。
両側の壁沿いに、紅白の提灯がぶら下げてあります。天井はというと、
中央に1カ所、ランプ型の照明があって、その周りにシーリングファンが4つ。2階もあって、こちらにも上がることが出来ました。
乙女座の2階にも上がれる!
上がってすぐのところには、スポットライト用と思われる照明が置かれてあります。
2階は壁沿いにだけ作られていて、
ステージを2階から見下ろすと、こんな感じ。
その他、2011年にはアニメ「たまゆら」の4話と11話にも登場しているとのこと。なかなか見ることの出来ない古い劇場ですが、味があって、劇場内はとても綺麗に維持されています。
乙女座があるエリアは、昔の風景がそのまま残されている場所も多いので、ふらりと歩くのも楽しいですよ。
乙女座(おとめざ) | |
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住所 | 広島県呉市豊町御手洗248 |
時間 | 9時~17時 |
定休日 | 火曜日 |
問合せ | 0823-67-2278(豊町観光協会) |
料金 | 一般 200円、高校生 120円、小中学生 80円 (呉市内に在住・在学の高校生以下は無料) |
関連 | 広島県がロケ地の映画やドラマ・CM作品など |
周辺 | 呉市グルメ / 呉市スポット / 周辺おでかけマップ |
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