大和ミュージアム、20年目の大改装!2025年に向けリニューアル
呉の人気観光スポット「大和ミュージアム」が、2025年の開館20周年にあわせてリニューアルを行う。新棟を建て、見学可能な大型資料収蔵庫の整備ほか、最新デジタル技術も活用していく
大和ミュージアム(広島県呉市)が、開館20周年の節目となる2025年の完成を目指して、開館以来初のリニューアルを行います。
大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)は、戦艦大和の建造地で軍港として栄えた呉の街の歴史や、造船・製鋼など科学技術を紹介する博物館。
リニューアル後のエントランスやミュージアムショップ(イメージ)
今回のリニューアルでは、施設や展示内容の課題を踏まえて大型資料を保管しながら見学することが出来る “公開型大型資料収蔵庫” を新たに整備するなど、5つの基本方針で施設のリニューアルを行っていく。
1. 観覧環境の充実
館内導線の再検討、ユニバーサルデザイン(施設整備やデジタル技術)の導入、空調やトイレの改善などによる環境の充実化。
2. 収蔵・展示機能の充実
現在の、潜水調査船「しんかい」展示スペースと第1駐車場のスペースに、公開型大型資料収蔵庫を整備。収蔵と展示機能を充実化する。また駐車場不足と渋滞緩和のため、青山クラブ(旧呉海軍下士官兵集会所)の周辺整備や呉駅周辺開発と調整し、駐車場を整備していく。
3. デジタル技術の活用
最新のデジタル技術を活用し、資料のデジタルアーカイブスを充実化させ国内外に公開。館内案内や展示資料解説の多言語化、デジタルサイネージやARなどの整備で、ユニバーサルデザイン対応を図る。
4. 呉の歴史や産業技術・平和を伝える
呉のものづくりの歴史と、その礎となった科学技術の素晴らしさ、戦争の悲惨さ・平和の大切さを伝える。
5. 社会的・地域的課題に対応
街づくりや産業活性化、地球温暖化対策(カーボンニュートラル等)やSDGsなどの課題に対応し、館内ではこれらの取組を公表。発展に寄与する博物館を目指す。

また、現在 大和ミュージアム内にある「大和シアター」は壁や扉を新設。席数も増やして、小規模な講演会などが行えるホールとしても活用できるようにする。
開館20周年(2025年)のリニューアルオープンに向けて既存の施設改修をすすめ、収蔵庫棟・駐車場など屋外整備は2025年以降に整備していく予定。
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