公開:2011/05/17 伊藤 みさ │更新:2019/04/13
大漁じゃ!観光鯛網、福山市鞆の浦で漁を間近に体感!
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福山・鞆の浦で有名な鯛網観光を体感できるイベントが、毎年初夏に実施されています。漁の様子を観光船で見学したり、水揚げしたばかりの新鮮な鯛の購入も。
広島県福山市の初夏の風物詩、観光鯛網!鯛網は、普段は見られない漁の様子を、専用の観光船で追い、間近に見学したり獲れたての鯛を持ち帰ることができるイベントです。

鯛網を見る為に、鞆の浦の市営渡船の平成いろは丸 に乗って仙酔島へ渡ります(鯛網観覧券があれば無料)。船を降り、2・3分歩くと田の浦という浜辺に到着。


目の前には、鯛網漁の船と観光船が、砂浜には鯛網記念撮影用のパネルやテントが張ってあり、イベントはここからスタートします。
観光鯛網、フラダンスショーや大漁祈願の乙姫の舞からスタート
時間になると、テントには沢山の観客が集まり、その前では地域のフラサークルによるダンスの披露が行われます。併せて東北地方への義援金も募っていました。

鯛網の前には、フラダンスの披露も。

鯛網漁の安全と大漁を願い、弁財天の使いである乙姫様の舞が披露されます。
この後はいよいよ観光船に乗り込みます!
出港!福山・鞆の浦で観光鯛網を間近に体感

出港後の様子は、以下の動画より。
2011年の今年から希望者には限定2組で漁を行う船に乗せてくれる試みが始まったそう。この時に乗っていたご夫婦は県外から来られたそうで特等席からの眺めに満足の笑みがこぼれます。

手漕ぎ船が先に出発し、弁天島へ大漁祈願に。

(漁師さんたち、いい笑顔。)

2隻の船がそれぞれ1隻ずつを引っ張り、沖へ出る。姫様の船もこれに続きます。



観光船は観客を乗せてそれを追うように走っていきます。
いよいよ網あげ!鯛はかかっている?観客も注目
網を引き揚げる前になると、漁師さんたちがいそいそと腰に何かを付け始めた。

これは、網を上げる時に足にかかってしまう水をよけるもの。雨が降った時にはこれを肩からかけることもあるそうです。
網を乗せた船にはそれぞれ大将がおり、マイクを使って大きなかけ声と指示を出します。

漁のポイントに着くと、全長500m(!)にもなるという、1本に繋がった網を両方の船から落として行き、広げる。


円を描く様に船を移動させ、船の先を合わせると(群れで泳ぐ鯛を網で囲い込む。)漁師さんたちの網の引き上げが始まる!



20数名の男達が網をたぐり寄せ、その中には………?


キターーー!鯛だ!

漁師さんによれば、1度で100匹近くの鯛が獲れるのだそうですよ。
獲れたての鯛を、その場で直売!
この頃、並走していた観光船が両脇につけられて1匹1000円での販売タイムが始まる!

海からすくいあげた鯛をその場でシメて袋へ。観光船に戻れば発砲スチロール+氷で梱包してくれます。


販売が終わると船が切り離されて漁師さんたちとはお別れです。

この後は鞆の浦を海から眺めるクルージングを観光案内のアナウンスと共に楽しみ、仙酔島へ帰る。


瀬戸内の気持ちいい潮風と、漁師さんたちの素敵な笑顔が印象的な 鞆の浦の観光鯛網。毎年ゴールデンウィーク周辺から5月末頃まで開催されています。

お出かけの際は、あわせて福山グルメや鞆の浦観光もお楽しみ下さい!観光鯛網に関するチケットやお問合せは、福山市観光協会(084-926-2649)まで。
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