公開:2012/03/09 伊藤 みさ │更新:2017/01/09
福山市松永の木材港と、その歴史感じる小さな公園の風景
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福山市松永の海辺に、ズラズラと木材が沢山浮かんでいる港が。この港そばには昔、木材工場へつながる水路もあったとか。その頃の様子が向かいの公園の壁面に描かれています。
広島県福山市、下駄(ゲタ)の町として知られる松永町の港は、西日本有数の木材取扱港。今も沢山の木材を海に浮かべて保存されています。
この地で下駄づくりが最盛期の時には、日本中から木材が集められ 沢山の下駄が生産されていたそうです。(下駄の町ならではのお祭り「ゲタリンピック」はこちら)
陸上ではクレーンなどを使用しなければ動かせない重くて長い木材も、水中なら人力でも動かすことが出来ます。
木材を各工場へ運ぶ水路が出来、その水路沿いに作業場や工場などが建てられたようです。
そんな水路の様子は今ではほとんど見られませんが、この歴史を今にも伝えるべく 木材港近くにある神島第一公園の壁には 木材運搬の様子が絵で残されています。
木材港の発達を感じさせる、神島第一公園の壁画
当時の様子が描かれている壁面の様子。
日常の中にも、その町の歴史を感じさせるヒントがいっぱい。こうして紐解いてみるとおもしろいものですね。
余談ですが、この公園の出入り口にあった車両出入りを防ぐ車止めのポールに、カワイイ鳥が並んでいました。
小さな公園ですが、特徴的な場所なのでした。
▼福山市松永湾
住所:福山市松永町[地図で確認する]
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