公開:2017/01/09 伊藤 みさ │更新:2024/03/14

小鳥付き車止め「ピコリーノ」、江ノ電スズメは広島生まれだった!

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車止めの上に小鳥が4羽。公園の入口などに設置されているこの車止め「ピコリーノ」は、サンポールという広島の会社が生み出したもの。神奈川に設置すると「江ノ電スズメ」として話題に。

公園の入り口などに設置されている車止めの上に、かわいらしいスズメのような小鳥が乗っているのを見かける事があります。

小鳥付き車止め「ピコリーノ」、江ノ電スズメは広島生まれだった!

寒さで身を寄せる時の小鳥のようで、思わず目に留まります。これにはちゃんと「ピコリーノ」というかわいい名前がつけられています。

車止めといえば、地面に収めることができるポール型のものから、アーチ型のものまでいろいろ形はありますが、たいていどれもシンプルで無機質なものが多い。

そんな中、ビコリーノは遊び心があるデザインが可愛らしく ほっこり。

ただの遊び心じゃなかった、サンポールの優しさから生まれたピコリーノ

見た目にも可愛いこの小鳥付き車止め「ピコリーノ」は、旗ポールや車止めなどの製造・販売を行っている広島市中区に本社を置く会社「サンポール」が1980年から発売しているもの。

サンポール 車止め 小鳥が乗ったピコリーノ

「公園の車止めの上に子供が飛び乗って座るなどして転倒する事故が多発し、解決策を検討している」という情報を聞きつけた当時の同社専務が、子供のあそび場にふさわしく、なおかつ子供が飛び乗れないようにする機能を備えた車止めを…と開発したのがこの「ピコリーノ」。

小鳥が向いている方向が違う事や1羽だけちょっと離れている…というのも狙いのようで、情緒や物語を生み出し、“親子でそれぞれの物語をつくってほしい” という想いが込められているようです(参考)。

江ノ電スズメは、広島生まれのピコリーノ

ピコリーノは広島県内だけでなく、県外にも設置されているようで、神奈川県・江ノ島駅前に設置されたピコリーノは、季節ごとに洋服を着せてもらうことで「江ノ電スズメ」と呼ばれるようになり話題にもなりました。

小鳥たちのために暖かい洋服を手編みしてあげているのは、江の島駅の売店に勤めていた石川さんという女性。「寒そうに見えたので」とセーターでも着せてあげようと思ったことがキッカケだったとか。

江ノ電スズメは瞬く間にSNSなどで話題となり、いまではプチ観光スポットになっているようです。

造る側と活用する側の想いが重なって、素敵なストーリーが1つ完成していたのですね。

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