公開:2015/05/30 Mika Itoh │更新:2015/05/31
玉津島、福山市鞆町に防波堤を歩いて渡れる可愛い島がある風景
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福山市鞆町の海に、ぽっかり浮かぶ小さな島。この無人島・玉津島には防波堤が道のように延びているため、歩いて渡ることができます。
広島県福山市鞆町を車で走っていると、瀬戸内海の風景の中に気になる島を発見! 可愛らしい小さな島には、1本の細い道がのびています。
この可愛い島は、玉津島(たまつしま)という無人島。その形状から、地元の方には「ねずみ島」と呼ばれる事もあるのだとか。これは渡ってみたい!
アップで見てみると、玉津島まで延びる道の脇には、船がとめてあります。あの道はどうやら、波止場の役目を果たしているようです。あの波止場を目指して行ってみました。
いざ玉津島へ!防波堤を歩いてわたる、無人島
以下の動画は、玉津島の様子。
民家がひしめくように建つ福山市鞆町後地の細い路地を抜けて海側に出ると、玉津島が見えてきました。
道にみえていたのは、防波堤でした。防波堤の内側は港になっており、
防波堤の外側には、沢山のテトラポットが置かれています。
この防波堤をてくてく歩いていくと、陸からは見れない景色が広がっているのが面白い。造船所も、こんな位置から眺めることが出来ます。
さらに防波堤の上を歩いて沖まで行くと、玉津島にたどり着けました。
ここからはちょっぴり、サバイバルの香り。
ついに、玉津島に上陸!
玉津島には道がないため、島の反対側に行く方法は3種類。干潮時に下を通るか、
山を攻めるか。
はたまた、船で反対側に向かうか。しかし、船は持っていないのでここは「島の足元を通る」か「山を越える」かの2択になります。
島の足元は、傾斜のあるゴツゴツとした岩場になっていましたので、今回は島をのぼるほうを選択してみました。
道なき道を進んで行くと、
山頂にたどり着きました。ここからは南側(尾道方面)を眺めることが出来ます。山頂には何故か、「世界人類が平和でありますように…」と書かれた白い棒がたてられていました。
歩いてきた道(防波堤)も、こんな風に見えます。ここからさらに、木々をくぐりながら島の東側へと向かっていくと、
なんだか倉庫っぽい建物にたどり着きました。南京錠で鍵がかけてありますが、後ろのほうを見てみると
小さな祠が。良く見てみると、ちゃんと山道も作られていて、鳥居もあり狛犬も設置されています。が、祠は崩れているよう。そのため、倉庫のような扉と囲いでガードされているようでした。
この神社は「玉津島神社」というのだそう。参道や祠が海側(東側)を向いていたので、船で来る人のための神社(漁師さんの大漁や安全祈願)だったのでしょうか。
参道の入り口方向には海にのびる波止場と、その先に白い灯台が立っていました。
灯台の上では、カラスがイチャイチャしています。
眺めは最高。海もとても綺麗。またこちら側(玉津島の東側)からは、仙酔島の全景も綺麗に眺めることができました。
仙酔島(せんすいじま)と鞆の浦(とものうら)を繋ぐ船・平成いろは丸の姿も。
お天気の良い日の夕方には、瀬戸内海を赤く染める綺麗な夕焼けも見ることが出来そうです。
無人島のため、基本的には道もなく、崖が崩れかけている部分などもあるため、足場は悪いところが多い。島に向かう場合は、十分お気を付け下さい。
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