公開:2021/09/22 Mika Itoh │更新:2022/03/14
広島県最大級!堂々公園の彼岸花、砂留群周辺が華やぐ福山市神辺・秋の風景
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福山市神辺の堂々公園で、彼岸花が満開で見頃を迎えました。今やヒガンバナ群生地としては県内最大級のスポットになった堂々公園は、日本最大級の砂留の上流につくられた公園。彼岸花は様々な品種がある
堂々公園(広島県福山市神辺)の周辺が、ヒガンバナの見頃を迎えています。
堂々公園は、日本最大級の砂留(すなどめ)上流部を利用してつくられた公園。
ヒガンバナのほか四季を彩る木々や、石組みの穏やかな水路、遊歩道や広場などがある日本庭園風の公園です。
彼岸花は、堂々公園へ向かう車道の脇(堂々川沿い)を彩るように咲いており、
満開を迎えたこの日、多くの人が彼岸花を見に訪れていました。
動画で見る、堂々公園のヒガンバナ
以下の動画は、2021年9月21日の様子。
堂々公園の彼岸花「中国エリア1」目指して、増殖中
この場所を中国エリア1の彼岸花スポットにしたいと、堂々川ホタル同好会が2008年から植えはじめ、年々数を増やして2020年には彼岸花の数が18万本になったとか。
以下は、鳶ヶ迫砂留の下流に咲く彼岸花。
ほとんどが赤い彼岸花ですが、
よく見てみると白い彼岸花や、
見た目がちょっと異なる彼岸花(以下の黄色い花はたぶんリコリスオーレア)など、
幾つか珍しい品種が咲いている様子も見かけました。
堂々公園の砂留は、日本最大級!周辺が彼岸花の名所になった意外なキッカケ
彼岸花は広範囲にわたって咲いており、密集しているのは主に砂留の周辺となっています。
堂々川五番砂留
砂留(すなどめ)とは、砂防堰堤(砂防ダム)のこと。ここには広島県の石工が残した伝統的な石積技術が用いられた砂留が幾つもあり、なかでも六番砂留は日本最大級で国の登録有形文化財に指定されています。
堂々川六番砂留
堂々川ホタル同好会によると、昔(1673年)このエリアで堂々川が氾濫し多数の犠牲者がでたことから、災害からまちを守るために1730年頃から砂留の建設がスタート。最も大きな六番砂留は1835年に施行されました。
その後、不法投棄が増え問題となっていたこの川沿いを、ホタルが棲める川に生まれ変わらせるために大掃除。さらに、不法投棄を防止するために彼岸花を植え始めたことが、現在の風景になるキッカケでした。
今では綺麗な川へと生まれ変わり、堂々公園周辺も彼岸花でいっぱいになる美しい場所へと見事に生まれ変わりました。今後さらに花の数が増えて、中国エリア1、さらには西日本エリア1の彼岸花のスポットになっていくのが楽しみです。
堂々公園 | |
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住所 | 広島県福山市神辺町下御領 |
見頃 | ヒガンバナの例年の見頃は、お彼岸(春分の日を含めた7日間)あたり |
駐車場 | 堂々公園の無料駐車場あり(約30台分) |
関連 | 広島県のお花見スポット |
周辺 | 福山グルメ / 福山スポット / 周辺おでかけマップ |
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