小奴可の要害桜、庄原市に県内有数の巨大エドヒガン
県下2位を誇る桜の巨木、小奴可の要害桜(おぬかのようがいざくら)が広島県庄原市にあります。町の方に見守られてきた樹齢500年以上(推定)の迫力の桜です。
推定樹齢500年を越す巨木で毎年力強く咲く、小奴可の要害桜(おぬかのようがいざくら)は、広島県庄原市・東城町の北部にある1本桜です。
小奴可の要害桜は樹高約17m、地上4m辺りからは幹が数本に枝分かれしており、大きく広がりながら花を咲かせています。
広島県内に桜の木はたくさんあれど、こういった巨木を見られるのはなかなか珍しい。
庄原市東城町には県内でもトップクラスの大きさを誇る桜がいくつかあり、中でもここ「小奴可の要害桜」のほか、「森湯谷のエドヒガン」「千鳥別尺のヤマザクラ」の3つを【東城三本桜】として打ち出しPRしています。
小奴可の要害桜は広島県の天然記念物にも指定されており、千鳥別尺のヤマザクラに次ぐ県下2位の巨木です!
地域を見守り続ける、力強き要害桜
以下の動画は、小奴可の要害桜の様子。
小奴可の要害桜は、小奴可地区の「亀山城跡」の一角・西側にあり、その存在感から地元では “要害桜”と呼び親しまれています。(要害=防御・用心する)
この地域を長く見守ってきたこの桜は、JR小奴可駅(芸備線)からすぐの場所にあります。近くまで来ると、国道314号線沿いなどに場所を示す旗が立っているためわかりやすい。
用意されている駐車場に車を停めて、5分ほど歩いていくと到着です。
小奴可の要害桜は棚田の斜面から高く空にむかって突き上げるように咲いています。際どい場所にある桜のため、幹から横に伸びる枝には鉄の支えが。地域の方から愛されているのがよくわかります。
桜の周辺には、ぐるりといろんな角度で見て回れるように小道が作ってあります。まずは階段をのぼって城跡側から。
スイセンが植えられている畑の辺りに立ち止まって、眺めている人の姿が多いよう。ここからは、近くの田畑や、猫山スキー場方面の山も見えて綺麗です。
下の道から見上げると、青い空に映える桜。幹の力強さも感じられます。
その反対側には山の斜面を上がっていく細い階段がつくられており、これをのぼっていくと「二ノ丸跡」に到着。
ここは広場になっており、周りを囲むように桜の木が植えられているため、シートをひろげてお花見している人の姿も。
小高い場所にあるので、田畑に囲まれた町の風景も見渡すことができます。
ここからは、要害桜を見下ろせます。
桜が見ごろの時期は夜間のライトアップ(例年19時~21時頃)もあり、水田に映る「逆さ要害桜」も楽しめるようです。
この桜は地域の方で環境整備・保存活動を行っているということで、カンパを募る募金箱も設置されていました。
桜の開花状況は、毎年「小奴可の里自治振興区」ホームページにて頻繁に更新されているので、お出かけの際はこちらをご確認ください。
小奴可の要害桜 | |
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場所 | 庄原市東城町小奴可(地図) |
駐車場 | 無料あり(シーズン中は付近に案内あり) |
見頃 | 例年、4月中旬から下旬ごろ |
関連 | 広島県 桜のお花見スポット・ランキング |
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