2日目のカレーもヤバイ?!食中毒に注意したい 6つの予防法
食中毒を予防するために知っておきたいポイントを6つのシーン別にご紹介します。特に油断しやすい2日目のカレーにはご注意を!
梅雨から夏にかけて多い食中毒。湿度の高い日や気温が高くなってくると、常温保存していたものが傷んでいた…という実感・危機感を感じた方もいらっしゃるかもしれません。
食中毒予防の基本は「手洗いや食品の十分な加熱」ですが、それだけでは不十分。
厚生労働省が推奨する、食品・各家庭で出来る、注意しておきたい6つの「シーン別 食中毒対策法」を以下にご紹介します。
食中毒の症状と予防法
食中毒になると、激しい下痢や腹痛に襲われます。特に、下痢は1日20回を超えることも。これに次いで、発熱や嘔吐など辛い症状が食後1から5時間の間に襲ってきて、
食中毒になってしまうと、とてもつらい。食中毒を避けるために注意すべきポイントを、以下に6つご紹介します。
【食中毒予防ポイント1】お買物時
- 生鮮食品は期限表示を確認し新鮮なものを選ぶ
- 冷蔵・冷凍が必要な食品は買い物の最後に
- 肉・魚はそれぞれ分けて包む
【食中毒予防ポイント2】食品を保存する時
- 冷蔵・冷凍が必要な食品を常温で放置しない
- 冷蔵庫内では肉汁などが他の食品につかないようにする
- 冷蔵庫の詰め過ぎに注意(冷えにくくなるため、7割程度にする)
- 作業前後・肉・魚・卵の扱い後は必ず手洗いをする
- 生肉・生魚を切った包丁・まな板はすぐに熱湯消毒。他の食品はまな板を変える
- カット野菜も流水でよく洗う
- 調理器具・ふきん・タワシなどは定期的に消毒(漂白剤・煮沸・熱湯)
- 冷凍物の解凍は冷蔵庫内又はレンジで
【食中毒予防ポイント4】調理の時
- 調理前は必ず手洗い(手に怪我をしている場合はビニール手袋などを使用)
- 加熱の基本は「中心部の温度が75度で1分間以上」
- 使いかけの材料は室温に放置しない
【食中毒予防ポイント5】食事の時
- 盛り付けは清潔な手・器具・食器で
- 料理を室温に長く放置しない
【食中毒予防ポイント6】食品が残った時
- 残った食品は早く冷えるよう浅い容器に小分けし冷蔵庫へ
- 温めなおす時は「チン」ではなく鍋に入れて十分加熱する
- 時間が経ちすぎたり、少しでも怪しいと思ったら捨てる
via.厚生労働省パンフレット
特に気を付けたい「お弁当」、2日目のカレーもご注意を
一般家庭で口にするもののうち、調理してから食べるまでに時間のかかるお弁当などは、特に注意が必要。
- 肉・魚は小さ目に切って中心部まで十分に加熱する
- おにぎりは素手ではなくラップに包んで握る
- ゴハンやおかずはよく冷ましてから詰める
- おかずの汁気をよく切ってから詰める(水分が多いと細菌が増える可能性)
- 長時間持ち歩く時は保冷バッグ・保冷剤を活用する
- 車の中など、暑くなる場所に放置しない
- 少しでも“変だな” と感じたものは食べない
などを徹底しましょう。
また、夏場に食べたくなるのが、カレー。香辛料が入り加熱時間も長いため「食中毒にはなりにくいイメージ」がありますが、“一番おいしい” と言われる2日目のカレーは、夏場は要注意です。
一般的にカレーの具材として使われる肉・ジャガイモ・人参・玉ねぎなどの根菜類は、土や水中などに広く存在する「ウエルシュ菌」が潜んでいる可能性も。(あたると下痢や吐き気などの食中毒症状が出るという)
作りたてのカレーならほぼ問題ないようですが、ウエルシュ菌は「空気に触れない場所」「45℃以下」で急激に増殖するといわれているため、数日に分けて楽しむカレーなどの料理は要注意です。
カレーを一晩寝かせたい場合は、荒熱がとれたら冷蔵庫・冷凍庫で保存。食べるときは、まんべんなくよく混ぜ、しっかり加熱してから食べましょう(参考 / ウエルシュ菌)。
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