広島電鉄が2025年運賃改定で「全線均一価格」知らなきゃ損！値上げ後でも最安値で利用する方法

公開：2024/10/24 伊藤みさ │更新：2024/10/24

広島電鉄株式会社は、2025年2月1日より路面電車とバス運賃の改定および、運賃・定期券制度の変更を予定している事を発表しました。

広島電鉄 2025年運賃改定で全線均一価格へ、値上げ率最小限に抑えるには

主な変更内容は以下3つ。

広電電車の運賃は、現行運賃が本線（白島線以外）220円、白島線160円、市内線～宮島線連絡は220円～270円（乗車区間で異なる）などでしたが、

運賃改定後は全線240円へ。路面電車の運賃改定一覧は以下の通り。

これまで均一運賃は市内線・白島線のみでしたが、全線を通じて240円均一へ。1区間だけでも、最大区間を利用しても、どちらも240円となります。

さらに、上記表にかなりお得な価格が設定されているのにお気づきだろうか。

今年夏に導入された新乗車券システム「モビリーデイズ（MOBIRY DAYS）」を使用すれば、大幅値引きされた「モビリーデイズ運賃」が適用されるためお得に利用できます。

▼モビリーデイズとは？
パスピー（PASPY）に代わり導入された新乗車券システム。スマートフォンアプリで表示させるQRコードまたは、専用ICカードで乗り降りが可能。
このほか、定期券の購入やチャージがアプリやWebサイトから行える。

モビリーデイズを使用すると、短い区間の利用者は大幅に安くなります。また、市内全線および市内線～宮島線連絡は220円均一で、割安で利用可能に。

さらに宮島線連絡においては、モビリーデイズを使用すると現行運賃よりも安くなっている点も見逃せません。

現行のバス運賃は以下の黄色エリアが220円でしたが、料金改定後は赤色エリアまで拡大して一律240円へ。

均一運賃エリア外の対キロ区間（均一運賃エリア外）は概ね30～80円値上げへ。詳細は改めてホームページに掲載予定となっています。

電車全線定期券発売

これまでは路面電車の定期券は、「市内線」と宮島線市内連絡の「区間定期券」が販売されていましたが、これを廃止。

すべての路面電車の区間で乗り放題となる「電車全線定期券」が新たに登場します。（宮島線の区間定期券は引き続き販売する）

全線乗り放題の定期券価格は以下。なお新たに「1年定期券」も登場。

バス金額式定期券発売

バスの定期券でもこれまで「区間式定期券」が販売されていましたが、これを廃止。購入金額内であれば乗車区間を問わない「バス金額式定期券」が発売されます。

例えばバス停A→バス停Bまで（320円区間）を定期で利用したい場合、320円のバス金額式定期券（通勤定期で13440円）を購入します。

「バス金額式定期券」では利用区間を問わないため、320円で移動できる区間であれば、どこから乗ってどこへ向かってもOK。購入金額を越えて利用する場合も、差額運賃のみ支払えば利用可能となります。

このほか、路面電車＋バス7社乗り放題の定期券である「広島シティパス」と「広島シティパスワイド」の対象エリアや料金が変更になるほか、

路面電車＋240円均一エリアの7社バスが時間制限つきで乗り放題になる乗車券「デジタルシティパス」の対象エリア拡大と料金変更が予定されています。

詳細は順次ホームページで案内予定。

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