公開:2014/10/03 Mika Itoh │更新:2015/11/19

BMW i3 試乗レポート!BMW初の電気自動車はブレーキ要らず

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BMW初の電気自動車「BMW i3」の試乗会が広島で開催されます。電気自動車の乗り心地はどんなものか?試乗してみた感想レポート。

BMWから発売されている電気自動車「BMW i3」のマスコミ試乗会が10月3日広島で開催されました。BMW初のEV車(電気自動車)ということで、さっそく試乗してきました。

BMW i3 試乗レポート!BMW初の電気自動車はブレーキ要らず

BMW初のEV車 BMWi3の、これまでの試乗申込数は9万人以上。世界でも注目されているEV車です。広島では10月4・5日にマリーナホップにて試乗会の開催が予定されます。

BMW i3の後姿
BMWi3の後姿(ボディカラーは全部で6種類)

BMWiの骨組みには、軽くて強いカーボンが使用されています。「カーボン」は、ボーイング787など飛行機に使われている素材でもあります。

BMW i3、骨組みにカーボンが使用されている
ステップにもカーボンが使用されている

車の素材としては通常は使われていないこのカーボンを使用することで、鉄の骨組みに比べて-340kgも軽量化を実現しています。

頑丈なのにボディが軽いため、キビキビ走れるだけでなく、もともと燃費のよいEV車がさらに低燃費となっているのだそう。では早速、ボディをチェックしてみます。

充電方法は2種類。急速充電なら30分で80%まで

BMW i3はコンパクトボディで、女性でも運転しやすそうです。

BMWi コンパクトボディ

通常はエンジンが積まれているボンネット内ですが、

BMWi ボンネットの中は家庭用充電できるコードが入っている

開けてみると中には、家庭用の充電ケーブルが入っています。

BMWi3、家庭で充電できる

このケーブルを使えば、家庭用の電力でも充電することができます。

BMW のEV車、充電の仕方

ケーブルを出すと、奥に充電ポートあり。家庭用の電力だと、空っぽの状態から満タン充電まで7~8時間。

BMWi 高速充電なら30分で80%充電可能

街に設置されている急速充電器なら、30分で80%の充電が可能とのこと。この場合は、車体後方にある充電ポートから充電を行います。

また、BMWiのタイヤを見てみると、通常より大き目なタイヤが設置されていました。

BMWi3 タイヤは大きく細い

そして、タイヤの幅は通常より狭め。

BMWi タイヤは細くて大きい

この特殊なタイヤも、低燃費に一役かっているのだそう。特殊なタイヤのため、作れるのはブリジストンのみ。また、このタイヤは小回りがきく!実際に運転してみて嬉しかったポイントの1つでした。

車内は思ったより広々!そして驚きのワンペタルドライブ

シートは、車内を広く使えるように細身になっていました。背もたれも、高く(長く)感じます。

BMWiの車内とシート

運転席に乗り込んでみると、コンパクトな車体の外見からは想像できなかった「ゆったりさ」があります。

BMWi3 運転席はゆったり

ハンドルの間からみえるメーターパネルが、これまた可愛いサイズ。

BMWi3 ハンドルとメーターパネル

ハンドルの右側から見えているのが、ギア(上)。ギアのところにある「START」とかかれたボタンを押すとエンジンがかかります。個人的にこういったギアは初めてなので、ちょっとドギマギしてしまいました。

BMWのギアとワイパーの位置

そして、ギアの下にあるのがワイパーです。国産車ならウィンカーを操作する位置にあるため、慣れるまでは何度か間違えそう。そして、反対側(ハンドルの左側)に方向指示器が付いています。

BMWiのカーナビ

そして真ん中に設置されているのが、カーナビ。

実際に試乗して運転してみると、電気自動車特有の静かでスムーズな走りはもちろん、車体が軽いのでアクセルを踏み込んだ時のレスポンスがいいなと感じました。

また、アクセルを離すと、しっっかりとエンジンブレーキがかかります。ブレーキが不要なくらいに。これは大きな特徴の1つで、体験しないと分かりにくい部分でもあるのですが、慣れると非常に便利な機能。

強いエンジンブレーキが付いているため、運転時にほぼアクセルペダルのみで運転できてしまう「ワンペタルドライブ」の操作になれてしまえば、ものすごく快適なドライブが楽しめます。ゴルフカートの感覚と似ているかもしれません。

BMWi ガソリン給油口も

渋滞などでは、通常の車だとアクセルとブレーキを交互に踏みかえる必要がありますが、ワンペタルドライブに慣れると、アクセルペダルを緩めるとエンジンブレーキが掛かりゆっくり停車します。

通常の車では、アクセルペダルを離すと、スピードは落ちるものの徐行程度の速度で走り続けるため、ブレーキを踏まないと停止はしません。この運転に慣れていると、BMWi3の強いエンジンブレーキに最初は戸惑いますが、

試乗してしばらく運転してみると、その機能の良さがとてもわかります。ブレーキを踏む回数が圧倒的に減るため、ブレーキパットの減りも遅く、ホイールもほとんど汚れません。

また、エンジンブレーキで発電するため、充電が増えるというメリットも。

しかし、運転の慣れや操作性の好みは人それぞれあるので、好き嫌いは分かれるかもしれません。が、個人的にはとても気に入りました。

BMWi ドアは観音開き

また、後部座席の扉は前側が開いて運転席側の扉と両方開くと観音開きになり、乗り降りしやすいというのも新鮮でした。

BMWi ドア全開で観音開きに
こんな感じで観音開きになります

広島では、マリーナホップにて試乗会が開催されます

BMWiは、広島市西区のマリーナホップ内にある、バルコムマリーナベイにて2014年10月4日と5日に試乗会が開催されます。両日とも午前11時から夕方6時まで試乗体験が可能です。

気になる価格や補助金のこと、実際の燃費や操作性など、自分好みかどうかは試乗してみるのが一番分かりやすいため、興味がある方はぜひ参加されてみては。

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