開幕!広島で「アニメージュとジブリ展」貴重なセル画・衣装・ジオラマも展示
広島で「アニメージュとジブリ展」がスタート!アニメ雑誌「アニメージュ(徳間書店)」の貴重な資料や初公開の「風の谷のナウシカ」セル画など、貴重なアニメ資料やジオラマ・オブジェなどを展示する
アニメファン・ジブリファン必見の展覧会『「アニメージュとジブリ展」一冊の雑誌からジブリは始まった 』が2022年7月16日、広島で開幕しました。

今や世界中にファンを持つ日本のアニメですが、この展覧会では、まだ「アニメ」という言葉すら広まっていなかった時代に日本初の商業アニメ専門誌として創刊した雑誌・月刊「アニメージュ」にスポットを当てた内容となっています。
現在、スタジオジブリのプロデューサーとして活躍している鈴木敏夫氏は、アニメージュ(徳間書店)の元編集者。

鈴木敏夫(撮影:荒木経惟)
本展では、そんな鈴木敏夫氏が編集者時代に手掛けた「アニメージュ」の1978年~80年代までの貴重なアニメ資料などを展示。
アニメブームの火付け役となった「機動戦士ガンダム」や、様々な懐かしの作品、そしてジブリ作品など、貴重な資料やアニメの歴史などが紹介されます。
広島会場はNTTクレドホール!「アニメージュとジブリ展」9月4日まで
『「アニメージュとジブリ展」一冊の雑誌からジブリは始まった 』の会場は、基町クレド・パセーラ11FにあるNTTクレドホール。
入口へと進むと、歴代のアニメージュの表紙が短冊のようにヒラヒラと動きのある飾り付けで出迎えてくれます。

中へ入ると、テーマ別の展示が始まります。以下は会場内の雰囲気。






アニメージュ創刊当時の編集部の様子や当時注目を集めたアニメの数々が、雑誌紙面や付録、当時の制作資料、ポスター、美術ボードや映像作品などで楽しめます。
高畑勲・宮崎駿は「アニメージュ」が発掘、後にスタジオジブリが誕生
アニメージュが創刊された翌年、1979年に登場した「機動戦士ガンダム」が大ヒット!これをキッカケにアニメは注目度が飛躍的に高まりブーム期を迎えます。

初期のガンプラによる“名シーン再現ジオラマ”もあり。

ガンプラで再現した名シーン
さらにアニメージュは、後のジブリに繋がる高畑勲・宮崎駿両監督を見出し、1984年に「風の谷のナウシカ」を世に送り出す。

これが成功し、スタジオジブリが設立されて1986年に「天空の城ラピュタ」が誕生するなど、続々とアニメファンを魅了するジブリ作品が誕生していきます。
展示ではそれらの道のりも振り返ったり、初公開となる「風の谷のナウシカ」のセル画なども展示されていますよ!

「風の谷のナウシカ」セル画と色指定の書き込み / ©1984 Studio Ghibli・H


空中客船「ワンダーシップ号」CF撮影用ミニチュア
このほかにも、風の谷のナウシカの等身大「風使いの腐海装束」など、約200点以上が展示されています。

期間は2022年7月16日~9月4日までの51日間で、時間は10時~18時(金曜日は20時まで)。会期中は無休で入場チケットは平日が一般1300円、中高生800円、小学生600円で、土日祝日はそれぞれ+200円。チケットぴあ等プレイガイドで前売券もあり。
※本記事掲載の写真は、許可を得て撮影しています。一般の撮影可能な展示物は一部のみとなっていますので(詳しくは会場で確認)、十分ご注意ください。
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