広島空港で着陸失敗、アシアナ航空が衝突したローカライザーとは
広島空港に2015年4月14日の午後20時すぎ着陸中のアシアナ航空が着陸失敗し22名が怪我をする事故が発生。アシアナ機は滑走路から外れ、機体は進行方向と逆に向いて停止しました
2015年4月14日の午後20時5分に広島空港(広島県三原市本郷町善入寺64-31)へ着陸中だったアシアナ航空 OZ162便が、滑走路を外れる事故がありました。
アシアナ航空によると、乗員乗客は全部で81名で、乗客73名と乗員8名(運航乗務員2名・客室乗務員5名・整備士1名)が搭乗。
このうち、22名が怪我をしており、国土交通省は空港事故と認定。運輸安全委員会から広島空港に派遣され、原因などが調査されています。
アシアナ機は着陸後に滑走路からコースを外れ、機体は回転して進行方向とは逆を向いて停止しました。また、着陸前にローカライザ―に接触したあとがあり、ローカライザ―の一部が壊れているのも確認されています。
ローカライザ―とは?
アシアナ機が接触したとみられているローカライザ―とは、航空機が着陸の際にコースを外れないように電波で誘導する装置のこと。
ローカライザ―とは
飛行場に最終進入中の航空機に滑走路中心線の方向を示す装置で、ILS(計器着陸装置)を構成する装置の一つ。滑走路中心線への誘導コースを示す信号を発射する。地上の送信装置から発射された指向性のVHF電波を機上で受信し、指示器にコースからのずれを表示する。パイロットは、このコースからのずれを修正しながら正しい進入コースに沿って着陸する。 via.コトバンク
photo ローカライザー / 空日記 jinopekoさん
広島空港のローカライザーは、滑走路の端から325m手前に設置されている。そのため、アシアナ機が滑走路に入ってきたのが、最初からかなり低い位置にあったことがうかがえます。
また、TSSによると「着陸前からずっとガタガタいっていた」「窓の外に火花が見えていた」という乗客からの声も出ており、着陸前から機体に何らかの問題があった可能性も考えられるとのこと。
以下は、海外メディアで報じられたニュース動画。アシアナ航空の過去の事故についても報じられています。
広島では14日、時折雨が降るなど天候も悪く、広島空港は山間にあるため、急に発生した濃霧などで視界が悪化した可能性もあるとのこと。
15日現在、アシアナ航空機事故発生以降 広島空港は閉鎖され、欠航便がでています。発着情報は公式サイトでご確認下さい。
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